新着情報

各リリースで導入された新機能の概要です。各リリースの詳細については、リリースノートを参照してください。

バージョン7.3

バージョン 7.3ではBlue Prism Enterpriseに次の新機能が追加されました。

  • 拡張アプリケーションモデラー(ベータ版) – 拡張アプリケーションモデラーのベータ版は、Blue Prism Enterprise 7.3リリースに含まれています。アプリケーションモデラーのセットアップの改善により、新しいアプリケーションモデルを構成する際のユーザーエクスペリエンスが大幅に向上します。このプロセスは、既存のアプリケーションモデラーと比較してユーザー入力の必要性を最大50%削減することで合理化されました。アプリケーションが構成中に起動されると、アプリケーションタイトル、プロセス名、アプリケーションタイプ、マネージャーモードなどの詳細が自動的に検出され、ウィザードによってキャプチャされるようになりました。さらに、ブラウザーのアプリケーションにアタッチする際の改善により、常に正しいウィンドウとタブが選択されます。詳細については、「新しいアプリケーションモデルを設定する」を参照してください。

  • Smart Vision – 新しいSmart Visionスパイモード(別途ライセンスが必要)では、機械学習サーフェスオートメーションを使用してスパイプロセスの全要素を改善し、アプリケーションモデルをより安定かつ堅牢にできます。詳細については、「Smart Visionスパイモード」を参照してください。

  • 新しい自動スパイモード - 新しい自動スパイモードは、アプリケーションの異なるユーザーインターフェイス要素をスパイする際に最適なモードを自動的に選択することで、スパイプロセスを最適化します。この機能は、複雑なアプリケーションのスパイを合理化し、アプリケーションモデルの品質と耐障害性を改善します。詳細については、「自動スパイモード」を参照してください。

  • Citrix Virtual AppsBlue Prism EnterpriseがCitrix Virtual Appsエージェントを提供するようになりました。Citrix Virtual AppsエージェントはCitrix環境にインストールでき、Citrix Virtual Apps Launcherを使用して、ユーザーがネイティブアプリケーションと同様に仮想アプリケーションを自動化できるようにします。詳細については、「Citrix統合」を参照してください。

詳細は、Blue Prism 7.3のリリースノートを参照してください。

バージョン7.2

コアコンポーネント

次の機能が、Blue Prismバージョン7.2のコア機能に追加されました。

  • すべてのBlue Prism Enterpriseコンポーネント(インタラクティブクライアント、ランタイムリソース、アプリケーションサーバー)が、64ビットインフラストラクチャにデプロイされている場合、64ビットアプリケーションとして動作できるようになりました。これにより、大規模なデータセットを処理する際のパフォーマンスが向上します。埋め込み(デフォルト)アプリケーションマネージャーモードは、64ビットアプリケーションとしてインストールされた場合に、64ビットプロセスとして実行されるように更新されました。詳細については、アップグレード通知を参照してください。
  • Browser Automation Agentが提供する機能(ネイティブのマニフェストV3ブラウザーの拡張機能サポートとJavaScriptの挿入と呼び出し機能)が、デフォルトでBlue Prismインストーラーに追加されました。
  • 操作ステージの新しい「JavaScriptイベントを呼び出す」アクションタイプを使用すると、ユーザーはカスタムJavaScriptを作成することなく、Blue Prismの自動化を使用してWeb要素で標準イベントとカスタムイベントをネイティブにトリガーできます。

  • Blue Prismの自動化で使用されるシステムタイムアウトパラメーターブラウザー拡張機能設定を更新して、環境全体の自動化を最適化できるようになりました。変更は必ずBlue Prismのガイダンスに基づいて行い、開発環境でテストしてください。

  • Blue Prism Enterpriseは、以下を使用するように更新されました。

    • .NET Framework 4.8。
    • Javaアプリケーションを自動化するためのAdoptOpenJDKバージョン8とAzul OpenJDKバージョン8。
    • Oracle Java 11。64ビットのアプリケーションマネージャーモードでの使用を推奨します。

追加コンポーネント

Blue Prismバージョン7.2の機能を拡張するために構成可能な追加コンポーネントに、以下の機能が追加されました。

  • Blue Prism API 7.2 – 64ビットアプリケーションとして実行されるようになった新しい制御およびオーケストレーションAPIリクエストとエンドポイントは、ビジネス全体を完全に可視化し、サードパーティアプリケーションによるステータスの把握、デジタルワークフォース全体のアクションのトリガーを可能にします。

    • ワークキュー – ワークはプログラムでキューに入れられて更新され、デジタルワーカーによる処理の準備が整います。

    • セッション管理 – 実行中のプロセスを停止し、セッションログを詳細に確認する機能を提供するように拡張されました。

    • 環境変数 – 環境変数を構成することにより、環境間でデータを移動できるようになります。環境変数を使用して外部システムの可用性を監視する場合などに、環境変数の変更をその後の自動化に反映させることができます。

    • ライセンス管理 – ライセンスの使用状況データをオンデマンドで取得でき、Blue Prism環境にはプログラムでBlue Prismライセンスを適用できます。

    • カレンダー管理 – タスクとカレンダーを外部システムと同期させることにより、デジタルワークフォースがビジネスニーズに確実に対応できるようになります。

  • Hub Control Room 4.7およびAuthentication Server 4.7(Blue Prism Hubの一部としてインストール) - Blue Prism Hub 4.7リリースノートを参照してください。

  • Blue Prism Desktop 1.1 – デジタルワークフォースが統合され、EnterpriseおよびDesktopのデジタルワーカーを1つの環境で一元管理できます。

詳細については、「Blue Prism 7.2リリースノート」と「Desktop 1.1リリースノート」を参照してください。

バージョン7.1

コアコンポーネント

次の機能が、Blue Prismバージョン7.1のコア機能に追加されました。

  • Internet Explorer 11から最新のブラウザーへの移行をサポート:

  • 新しい[OCR Plus]オプションと正規表現ベースの曖昧さを解消し、ネイティブ文字認識を使用したときの堅牢性と精度を向上しました。

  • Java、メインフレーム、Win64、Internet Explorerのアプリケーションを自動化する機能、およびCitrix VDE上のアプリケーションを自動化するために必要なファイルのみをインストールする軽量Citrixエージェントを使用できるなど、Citrix統合機能が拡張されました。
  • Active Directoryシングルサインオン(SSO)統合のユーザーエクスペリエンスとセキュリティの向上 – 共通のActive Directoryネットワークインフラストラクチャ内の複数のフォレストからユーザーをサポートするようにシステムを構成することが可能になりました。Blue Prism、Active Directory、またはその両方での役割管理のオプションがあります。1つのBlue Prismデータベースで、すべての環境タイプと認証方法を網羅できるようになりました。
  • Blue Prismの自動化で使用されるシステムタイムアウトパラメーターブラウザー拡張機能設定を更新して、環境全体の自動化を最適化できるようになりました。変更は必ずBlue Prismのガイダンスに基づいて行い、開発環境でテストしてください。

追加コンポーネント

Blue Prismバージョン7.1の機能を拡張するために構成可能な追加コンポーネントに、以下の機能が追加されました。

  • Blue Prism API 7.1 – APIファーストの開発アプローチにより、多くの新しいエンドポイントやリクエストが登場し、スケジュールやセッションの管理が大幅に強化されました。

  • Hub Control Room 4.6 – スケジュールを調整してデジタルワーカーを再割り当てできるため、ハードウェアと所有コストを削減できます。

  • Authentication Server 4.6(Blue Prism Hubの一部としてインストール) – マルチフォレスト環境でのActive Directory統合の拡張性が向上し、Blue Prism 6.xまたは7.0からのアップグレードではユーザーマッピングツールが改善されました。

詳細については、Blue Prism 7.1Blue Prism Hub 4.6のリリースノートを参照してください。

バージョン7.0

インストールパスのオプションや追加のドキュメントへのリンクを含む、Blue Prism 7の概要については、こちらを参照してください。

コアコンポーネント

次の機能が、Blue Prismバージョン7.0のコア機能に追加されました。

  • 大規模なデジタルワーカー – Application Server Controlled Resources(ASCR)機能により、Blue Prismが対話できるランタイムリソースの数が増えました。ASCRでは、インタラクティブクライアントがアプリケーションサーバーを介して使用可能なランタイムリソースと通信するため、個別に接続する必要はありません。これにより、ユーザーはBlue Prismバージョン6と比べて、1つのBlue Prism環境に2倍以上のデジタルワーカーをデプロイできるようになり、効率性と拡張性が向上します。詳細
  • ネイティブCitrix自動化 – Citrixの仮想Desktop環境(VDE)で提供されるアプリケーションは、Blue Prismを使用してネイティブに自動化できるようになりました。Citrix VDEにBlue Prismを直接インストールできるユーザーは、これまで利用可能だったサーフェスオートメーションのアプローチに加えて、ネイティブスパイの技術も利用できるようになりました。詳細

  • ブラウザー拡張機能のネイティブメッセージングホスト – Blue Prismは、各ブラウザー拡張機能(Chrome、Edge、Firefox)との通信にネイティブメッセージングホストアプリケーションを使用するようになりました。ネイティブメッセージングホストアプリケーションは、Blue PrismからChrome、Edge、またはFirefoxブラウザーが起動されるとバックグラウンドで開始され、Blue Prismからの着信メッセージをリッスンしてブラウザー拡張機能に送信します。詳細

追加コンポーネント

新しいコア機能に加えて、次のオプションコンポーネントを構成することで、Blue Prismバージョン7.0の機能を拡張できます。

  • ブラウザーベースのControl Room – ダッシュボードとデータを表示します。ユーザーは、すべての環境のBlue Prismのアクティビティ(スケジュールの実行、ワークキューアクティビティの監視、セッションアクティビティの監視など)を表示して管理できます。このリリースでは、ブラウザーベースのControl Roomに4つの機能があります。
    • ワークキュー – ワークキュー項目のステータスを監視し、キューアクティビティを追跡します。
    • スケジュールとタスク – スケジュールとタスクを表示、実行、監視します。
    • セッション – 環境内のセッションアクティビティを表示、フィルタリング、整理します。
    • Digital Workerの健全性 – 環境内のデジタルワーカーを表示、監視します。

    ブラウザーベースのControl Roomは、Blue PrismインタラクティブクライアントのControl Roomを補完するものであり、Blue Prism Hub 4.3以降のインストールが必要です。詳細

  • Blue Prism API – Blue PrismのブラウザーベースのクライアントなどのコンポーネントがBlue Prismデータベースに接続するための共通のインターフェイスを提供します。また、カスタムソリューションがRESTful APIを使用してプログラム的にBlue Prismと対話するために使用できる、以下のような一連の定義済み機能も提供しています。
    • セッション、ワークキュー、スケジュール情報などの監視データへのアクセス。
    • スケジュール管理の制御。
    • デジタルワークフォースで処理するための、Blue Prismワークキューへのアイテムの追加。

    Blue Prism APIは、Blue Prismとは別にインストールされます。詳細

  • Authentication Server - Blue Prismプラットフォームの3つの主要コンポーネント (Blue Prism Enterprise、RESTful API、Hub)にまたがるユーザーに一元化された共通の認証を提供します。将来的には他の新しいサービスも予定されています。

    • Authentication Serverは、Blue Prism Hub(バージョン4.3以降)のインストールの一部としてインストールされ、Blue Prism APIやブラウザーベースのControl RoomをBlue Prism 7.0以降で使用する場合に必要になります。

    • Authentication Serverは、Blue Prism環境でマルチ認証が構成されていて、ユーザーがBlue Prismのネイティブ認証を使用してインタラクティブクライアントにログインする場合にのみ使用できます。

    • Blue Prism環境でAuthentication Serverを構成して有効にすると、Blue Prismのインタラクティブクライアントを介したすべてのユーザーアクセスがAuthentication Server経由で行われ、ユーザーは基本認証(ユーザー名とパスワード)とLDAP認証のみを使用してAuthentication Server経由でログインできます。詳細