Desktopのクライアントをインストールして接続する

SS&C | Blue Prism® Desktopのクライアントは、プロセスを実行しているユーザーのマシンにインストールする必要があります。

Desktopのクライアントのインストールを視聴するには、Blue Prism Desktopのインストールと構成ビデオを参照してください。

この動画では、以前のバージョンのDesktopのインストールについて説明します。動画をガイダンスとして使用することはできますが、Desktop 1.2にはいくつか異なる点があります。

前提条件

Desktopクライアントでは、インストール前に、次のコンポーネントをBlue Prism環境にインストールする必要があります。

  • SS&C | Blue Prism Enterpriseエディションバージョン7.2 Desktopライセンスでは、Blue Prismで利用可能なDesktop固有の機能にアクセスできます。
  • DesktopライセンスとEnterpriseライセンスは、同じBlue Prismデータベースに適用できます。Desktop環境は別途、必要ありません。

  • SS&C | Blue Prism APIバージョン7.2 DesktopがBlue Prismデータベースと接続するためのインターフェイスを提供するAPIです。また、RESTful APIを使用してBlue Prismとプログラム的に対話するために使用される一連の定義済み機能も提供しています。
  • Blue Prism APIはDesktop環境にインストールする必要がありますが、APIのインストールに推奨される順序はありません。

  • SS&C | Blue Prism Hubバージョン4.7 Hub Authentication Serverをデプロイします。Authentication Serverは、DesktopなどのBlue Prismの主要コンポーネントのユーザーに、一元化された共通の認証方法を提供します。
  • Blue Prism Digital Worker APIバージョン7.1 – Blue Prism Digital Worker APIは、DesktopとBlue Prismデータベース間のインターフェイスを提供し、Desktopがプロセスを取得できるようにします。Desktopクライアントをインストールして設定する前に、このファイルをインストールする必要があります。

Desktopライセンス

Desktopクライアントにサインインして使用できるようにするには、DesktopライセンスをBlue Prismデータベースに適用する必要があります。

同時セッション数によって利用が決まるBlue Prism Enterpriseのライセンスとは異なり、Desktopのライセンスは登録されたDesktopのランタイムリソース数に関連付けられます。

ユーザーがDesktopのクライアントに初めてログインすると、そのマシンはDesktopのランタイムリソースとして登録され、そのマシンにDesktopのライセンスが関連付けられます。そのマシンに別のユーザーがログオンすると、同じDesktopのライセンスを共有することになります。

マシンからライセンスを削除し、別のマシンで使用できるようにするには、Desktopのシステム管理者がDesktopのランタイムリソースを廃止する必要があります。詳細については、「リソース管理」を参照してください。そのマシンでそれ以降ログインしようとすると、リソースが廃止されるまで失敗します。

バージョン1.2以降では、Blue Prism Enterpriseライセンスと同様に、利用可能なDesktopライセンスは実行中の同時セッション数によって決定されます。つまり、利用可能なライセンスは、ユーザーの任意の組み合わせによってオンデマンドで使用されます。ユーザーがプロセスの実行を試み、利用可能なセッション数に達していた場合、メッセージが表示されて[ライブラリ]タブに戻ります。

Desktopのバージョン1.0および1.1のライセンスモデルに変更はありません。Desktopのバージョン1.0または1.1に適用される既存のライセンスは、Desktopのライセンス期間が満了していない限り、バージョン1.2以降にアップグレードすると自動的に新しいライセンスモデルに変換されます。

Blue Prism EnterpriseのAnalytics画面の同時Blue Prism Desktopセッションダッシュボードビューには、利用可能な同時Desktopセッションの合計数、現在使用中のセッション数、現在使用中でないセッション数が表示されます。

ハードウェア最小要件

Blue Prism Desktopクライアントを実行するコンピューターの最小要件の詳細については、Blue Prismのソフトウェアおよびハードウェア要件を参照してください。

Desktopクライアントをインストールする

Desktopのクライアントをインストールには、Blue Prismポータルから入手可能なDesktopインストーラーをダウンロードして実行し、以下に示すようにインストーラーを進めます。

ステップ

インストーラー画面

詳細

1

Desktopのインストールのようこそ画面

ようこそ

必要に応じて、ドロップダウンリストからインストーラーの言語を変更します。デフォルト言語は英語(米国)です。

次へ]をクリックします。

2

Desktopのインストールの使用許諾契約画面 ライセンス契約

使用許諾契約書(EULA)を読み、条件に同意する場合は、チェックボックスを選択します。

次へ]をクリックします。

3

Desktopのインストール先画面 インストール先フォルダー

必要なインストールフォルダーを指定します。デフォルトの場所は、C:\Program Files (x86)\Blue Prism\Blue Prism Desktopですが、[変更]ボタンを使用して別の場所を選択できます。

次へ]をクリックします。

4

Desktopクライアントのインストール:リモート接続構成

リモート接続構成

Desktopユーザーは次のオプションの1つまたは両方を使用してDesktop環境に接続できます。

  • 共有接続ファイル – 共有接続ファイルの場所と名前を指定します。無効な場所とファイル名を入力した場合、警告メッセージが表示されます。フィールドを空白のままにすると、共有接続ファイルは構成されません。
  • ローカル接続ファイル – [ローカル接続の構成を許可]を選択し、Desktopクライアントを使用したDesktopクライアント接続の構成を有効化できます。

Desktop接続ファイルの詳細については、「Desktopクライアント接続を構成する」を参照してください。

Desktopクライアント接続は、Blue Prismシステム管理者が構成することを強くお勧めします。

5

高度なインストール

インストールする追加コンポーネントを選択します。デフォルトでは、使用可能なすべてのオプションが選択されています。

  • Outlookの自動化 - Blue Prism MS OutlookメールのVBOが実行されるデバイスで必要です。
  • Google Sheetsの自動化 - Blue Prism Google SheetsのVBOが実行されるデバイスで必要です。
  • Chromeブラウザー拡張機能Blue PrismがChromeベースのアプリケーションやWebページとやりとりできるようにするために必要です。
  • Edgeブラウザー拡張機能Blue PrismがEdgeベースのアプリケーションやWebページとやりとりできるようにするために必要です。

インストール]をクリックしてDesktopをインストールします。アプリケーションのインストール中に、進捗バーが表示されます。

 

6

Desktopのインストールのインストール完了画面

インストールの完了

インストールが正常に完了したら、[完了]をクリックしてインストーラーを終了します。

インストールに失敗した場合は、[ログを表示]をクリックすると、発生したエラーの詳細を確認できます。

Desktopクライアント接続を構成する

Desktopクライアント接続は、Blue Prismシステム管理者が構成することを強くお勧めします。

Desktopクライアントのインストール時に、次のオプションのいずれかまたは両方を選択してDesktop環境に接続できます。

  • 共有接続を構成 - システム管理者のみが変更できる共有構成ファイルに接続します。
  • ローカル接続を構成 - 必要に応じてDesktopユーザーが変更可能なローカル構成ファイルに接続します。

共有接続を構成する

組織の方針で、Desktopクライアントユーザーが共有接続ファイルを使用してDesktop環境に接続する場合は、Desktopクライアントのインストール時に共有ファイルの場所を入力する必要があります。システム管理者が共有接続ファイルを作成および構成する必要があります。Desktopクライアントユーザーは、共有接続の編集も削除もできません。詳細については、Blue Prism Desktopの環境接続を構成する」「」を参照してください。

Desktop.User.configバックアップファイル

Desktopユーザーが共有接続ファイルを使用してDesktop環境への接続に成功すると、「.desktop.shared.config.bak」ファイルが自動的に生成され、次のローカルの場所に格納されます:C:\Users\<user name>\AppData\Roaming\Blue Prism Limited\Desktop。格納されたこの接続ファイルは、Desktop環境との接続の確立に使用されます。これによりユーザーはDesktopにアクセスするたびに共有ファイルに接続する必要がなくなります。

ローカル接続を構成する

ユーザーが既存のDesktop接続をインポートして接続する方法の詳細は、「Blue Prism Desktopの環境接続を構成する」を参照してください。

各コンピューターのにあるDesktop.User.configファイルC:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Blue Prism Limited\Desktopは、Blue Prism API、Digital Worker API、認証サーバーの場所を指定します。このファイルは、必要に応じて直接編集することも、以下に示すようにDesktopのユーザーインターフェイス(推奨)を使用して構成することもできます。

  1. Desktopアプリケーションを開きます。

    Desktopへようこそ]画面が表示されます。

    デスクトップ[ようこそ] &gt; [接続]画面

  2. 接続を構成]をクリックします。 「ようこそ」画面で、[接続を構成]をクリックします。 [設定]画面で、[保存された接続]をクリックします。 使用可能な接続とオプションは、Desktopのインストールによって異なります。

    [保存された接続]画面が表示されます。

    [保存された接続]画面

    この画面で使用できる接続とオプションは、各ユーザーのDesktopクライアントのインストールによって異なります。

  3. 接続を追加]をクリックします。 [保存された接続]画面で、[接続を追加]をクリックします。

    [新しい接続を作成]画面が表示されます。

    [新しい接続を作成]画面

  4. 画面のメッセージに従って、接続の詳細を入力します。すべてのフィールドは必須です。

    フィールド名 必要な情報
    接続名

    この接続の名前を入力します。接続名は一意にする必要があり、大文字と小文字が区別されます。‑

    既存の接続名と同じ名前で新しい接続を作成しようとすると、警告メッセージが表示され、接続を保存できません。

    Authentication ServerのURL

    Authentication ServerのURLを入力します。

    セキュアな接続を確保するために、すべてのAuthentication Server URLにはhttps://を含める必要があります。URLにhttps://が含まれていない場合、自動的に追加されます。

    Digital Worker APIのURL 接続先のDigital Worker APIのURLを入力します。
    Blue Prism APIのURL

    接続先のBlue Prism APIのURLを入力します。

    新しい接続が追加されました

  5. 作成]をクリックして、新しい接続を追加します。

    接続が作成され、[保存された接続]画面に表示されます。

    [保存された接続]画面 [保存された接続]画面

構成はにあるDesktop.User.configファイルC:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Blue Prism Limited\Desktopで更新されます。構成ファイルは、各Desktopユーザーのコンピューターの[保存された接続]画面で[接続をインポート]をクリックしてインポートします。詳細については、「Blue Prism Desktopの接続を構成する」「」を参照してください。

この機能を使用できますが、Desktopユーザーが独自の接続を作成、編集、削除することは想定されていません。この情報は、システム管理者から提供されることが想定されます。ただし、接続構成情報はユーザー設定に保存されるため、ユーザー自身で構成ファイルをインポートする必要があります。Blue Prism Desktopをエンドユーザーに展開する場合、システム管理者は、一元管理されたDesktop.User.configファイルを作成して配布し、Desktopユーザーがインポートできるようにすることをお勧めします。

Desktop.User.configファイルの例

次の例は、典型的なDesktop.User.configファイルを示しています。

コピー
{
  "Environments": {
    "Production Environment": {
      "ConfigurationName": "Production Environment",
      "ApiUrl": "https://xxapi-edadev2.site.co.uk:12121",
      "DigitalWorkerApiUrl": "https://ttapi-dw-edadev2.site.co.uk:54441",
      "AuthenticationServerDomain": "ims-prod.aadeuops.co.uk",
      "ClientName": "bpd"
    },
    "ABC connect": {
      "ConfigurationName": "ABC connect",
      "ApiUrl": "https://xxapi-edadev2.site.co.uk:12634",
      "DigitalWorkerApiUrl": "https://uuapi-dw-edadev2.site.co.uk:54455",
      "AuthenticationServerDomain": "ims-aaadev2.site.co.uk",
      "ClientName": "bpd"
    }
  },
  "Selected": "edadev2"
}