読み取りステージ

読み取りステージでは、対象アプリケーションからデータを読み取り、ビジュアルビジネスオブジェクトのデータアイテムに保存できます。

プロパティのフォーム

[読み取りステージ]プロパティには一連の行が表され、各行はデータの取得を表します。行は、アプリケーション要素読み取りアクション、データアイテムで構成されています。データは実行時に対象アプリケーション要素から読み込まれ、対応するデータアイテムに保存されます。

読み取りアクションは、どのデータがアプリケーション要素から読み取られるかの説明です。たとえば、リストビューでは、存在する行数や現在の行のテキストなど、いくつかのデータピースからいずれか1つを読み取ったり、すべてのデータを一度に取得したりできます。コンボボックスから適切な読み取りアクションを選択することによって、この振る舞いを制御できます。特定の行に関連付けるデータアイテムは、選択した読み取りアクションに適している必要があります。一度にすべてのデータを読み取るアクションはコレクションとのみ互換性があるのに対して、行数を読み取るアクションは数値型のデータアイテムに最も適しています。

データ行は順番に1つずつ実行されます。いずれかの読み取り行が失敗した場合、ビジネスオブジェクトはエラーで実行を停止します。その結果、現在のビジネスオブジェクトアクションを呼び出した親のBlue Prismプロセスは失敗します。

問題のアプリケーション要素が動的になっている場合は、パラメーター値を指定する必要があります。これらは[親]ボタンをクリックして設定する必要があります。要素が動的ではない場合、このボタンは無効になります。

読み取り行で使用されるデータアイテムのデータ型は、アプリケーション要素のデータ型に対応している必要があります。このデータ型は最後から2番目の列に表示されます。

読み取りアクションの入力

一部の読み取りアクションでは、振る舞いを制御する入力を使用できます。このような入力はフォーム下部のリストに表示されます。表示される入力は、上のリストで現在選択されている行によって異なり、上部のリストの選択が変更されるたびに下のリストが更新されます。特定の読み取りアクションに対して入力が受け付けられない場合、下のリストは空白になり無効になります。

ほとんどの読み取りアクションでは入力を必要としませんが、入力を必要とする読み取りアクションが少数あります。たとえば、「テキストの読み取り」アクションは、フォント認識を使用してスクリーンショットの画像からテキストを読み取るために使用されます。この機能では、使用しているフォントをユーザーが指定する必要があります。このフォントは、入力時と同様に下部のリストでユーザーから要求されます。