Chrome、Edge、Firefoxの統合

Blue Prism®では、Blue Prismブラウザーの拡張機能を使用して、Google Chrome、ChromiumベースのMicrosoft Edge、Mozilla FirefoxのWebブラウザーでのWebページやアプリケーションの自動化のネイティブサポートが提供されます。拡張機能を使用すると、Blue Prismはこれらブラウザー上のWebページやアプリケーションと連携して、それらのアプリケーションやWebページを活用するビジネスプロセスを簡単にモデル化できます。

Blue Prismの拡張機能によってBlue Prismとのコネクティビティが確立されると、Chrome、Edge、FirefoxのWebページとBlue Prism間の連携が可能になり、データの交換、要素の操作ができるようになります。

Blue Prismは、ブラウザー拡張機能との通信にネイティブメッセージングホストアプリケーションを使用します。ネイティブメッセージングホストアプリケーションは、Blue Prismからブラウザーが起動されるとバックグラウンドで開始され、Blue Prismからの着信メッセージをリッスンしてブラウザー拡張機能に送信します。

Blue Prismインストーラーは、ユーザーがブラウザー拡張機能をインストールするかどうかに関係なく、ネイティブメッセージングホストの構成設定を自動的にインストールします。ネイティブメッセージングホスト用に追加のレジストリキーが作成され、許可された拡張機能と実行可能ファイルの場所を示すJSONファイルを指定します。

Blue Prismのブラウザー拡張機能には次の3つがあります。

  • Chrome - Google ChromeでアプリケーションやWebページを自動化するために使用します。
  • Firefox - Mozilla FirefoxでアプリケーションやWebページを自動化するために使用します。
  • Edge - Microsoft EdgeでアプリケーションやWebページを自動化するために使用します。

また、ブラウザーベースのアプリケーションは、Blue Prismがインストールされ、ブラウザーの拡張機能が有効になっているているCitrix仮想デスクトップ環境を介してネイティブに自動化することもできます。

Manifest V2およびManifest V3のサポート

ChromeとEdgeの拡張機能については、GoogleとMicrosoftのガイダンスに従って、Manifest V2とManifest V3のサポートを区別しています。詳細については、GoogleおよびMicrosoftのガイダンスを参照してください。

MozillaはMV2ブラウザー拡張機能のサポートを削除する日付を発表していないため、Blue Prism Firefoxブラウザー拡張機能は引き続きManifest V2を使用しており、この変更による影響を受けません。

Blue Prism 7バージョンには、以下のManifest V2およびV3のサポートが適用されます。

  • Blue Prismバージョン7.0では、ネイティブのManifest V2ブラウザー拡張機能がデフォルトでサポートされています。
  • Blue Prismバージョン7.0および7.1では、Blue Prism Browser Automation Agent(JavaScriptの挿入と呼び出し機能付き)によるManifest V3ブラウザー拡張機能がサポートされています。
  • Blue Prismバージョン7.1および7.2では、ネイティブのManifest V3ブラウザー拡張機能がサポートされています。
    • Blue Prismバージョン7.1では、ネイティブのManifest V3サポートはJavaScriptの挿入と呼び出し機能なしで提供されます。詳細については、「Blue Prism 7.1アップグレード通知」を参照してください。
    • 以前はBlue Prism Browser Automation Agentを介してのみ提供されたJavaScriptの挿入と呼び出し機能は、Blue Prismバージョン7.2以降、デフォルトでManifest V3ブラウザー拡張機能に含まれます。

ブラウザーの拡張機能の互換性

Blue Prismブラウザーの拡張機能に関する最新のテストおよび互換性データについては、「ブラウザーの拡張機能の互換性マトリックス」を参照してください。