アップグレード通知

以下に示すバージョンより前のバージョンからアップグレードする場合は、特別な考慮が必要です。アップグレード元のBlue Prismのバージョンに応じて、以下の通知を確認してください。

たとえば、現在6.0を実行しているデプロイメントをバージョン6.7にアップグレードする場合は、6.3、6.4.2、6.5、6.5.1、6.6、6.6.1、6.7より前の更新に関する情報を必ず確認してください。

すべてのアップグレードと同様に、データベースのアップグレードを適用する前に、完全で検証済みのデータベースバックアップを必ず実行してください。

アップグレード通知をフィルタリングするには、アップグレード元のメジャーバージョンとアップグレード先のバージョンを選択します。ブラウザーを更新してフィルターをリセットします。

Blue Prismバージョン5.0.24

シングルサインオン設定を再検証する必要がある

Blue Prismシングルサインオンを使用するように構成された以前のバージョンからアップグレードする場合は、このバージョンがインストールされた後に、シングルサインオン設定を再検証する必要があります。

Blue Prismバージョン5.0.29

以前のバージョンにダウングレードすると再構成が必要になります。

5.0.29以降がインストールされているデバイスを以前のバージョンにダウングレードすると、Blue Prismはローカルの構成ファイルを正しく読み込めなくなります。再構成には手動介入が必要です。

Blue Prismバージョン6.0

.NET Framework 4.7が必要です

すべてのコンポーネント(インタラクティブクライアント、ランタイムリソース、アプリケーションサーバー)には、前提条件として.NET 4.7をインストールする必要があります。

WCF(Windows Communication Foundation)を導入する

.NET remotingに加えて、代替のサーバー通信方法が導入されました。アップグレードが成功した後で、新しいWCF通信方法のいずれかを選択することをお勧めします。WCF接続モードではセッションの永続化を有効にする必要があります。セッションの永続化を適用しない既存の負荷分散が構成されている場合は、再構成が必要になります。

日付が異なるロジックを使用して処理されるようになりました

日時の解釈に使用されるロジックが変更されました。それに応じて、日時を使用するすべてのプロセス、特にコードステージを持つコレクションを使用するプロセスを、再検証および更新することが重要です。詳細については、『リリースノート』および『v6データシート』を参照してください。日時の処理については、変更点とその意味に関する詳細な情報のポータルで入手可能です。外観の変更も含まれます。例:セッションログはリソースのローカル時間で保存および表示されるようになりました。プロセスアラート履歴はUTCに保存され、クライアントローカル時間で表示されるようになりました。

保留中または実行中のセッションをアップグレード前に完了またはキャンセルする必要がある

実行中または保留中の状態にあるプロセス自動化は、更新された日時を処理するロジックに起因する問題を回避するために、アップグレード前に完了、停止またはキャンセルする必要があります。Tesseract言語パックはすべてのデバイスで更新する必要があります。

Tesseract 3.05.01と互換性のあるTesseract言語パックは、言語パックとともにTesseractを使用するすべてのデバイスに展開する必要があります。ファイルは次のTesseract製品サイトからダウンロードできます。

https://github.com/tesseract-ocr/tesseract/wiki/Data-Files

新しいインストーラーが導入された

スクリプト化されたインストール手順に変更を加えた新しいBlue Prismインストーラーが、バージョン6.0で導入されました。詳細については、『v6ユーザーガイド - エンタープライズエディションのインストール』を参照してください。

Blue Prismバージョン6.3

マルチチーム環境(グループベースの許可) - 許可の割り当てを検証

許可の割り当てがより細かくなり、多数の新しい許可が提供されるようになりました。アップグレードを容易にするために、選択した新しい役割 「実行」(オブジェクト/プロセス)、「Webサービスとして実行」(オブジェクト/プロセス)、「リソースとして認証」を含むように既存のすべてのユーザーの役割が自動的に拡張されます。新しいデプロイメントでは、これらの許可は適切なセキュリティの役割にのみ追加されます。

すべての許可の割り当てを確認し、影響を受けるユーザーに適合していることを確かめるようにします。

プロセス管理者の役割の許可

アップグレードする前に、次の許可がプロセス管理者のデフォルトの役割に割り当てられていないことを確認します。

  • [Object Studio] > [ビジネスオブジェクトをテスト]
  • [Process Studio] > [プロセスをテスト]

これらの許可が役割に割り当てられている場合は、バージョン6.3以降にアップグレードする前に、[システム] > [セキュリティ] > [ユーザーの役割]でそれらを削除します。

アップグレードが成功すると、プロセス管理者の役割に同等の許可が与えられます。

オブジェクトとプロセスの新しいデフォルトグループ

6.3へのアップグレード中に、新しいデフォルトグループがObject StudioおよびProcess Studioのナビゲーションツリーに追加されます。アップグレードする前に、1つ以上のサブグループを含む、デフォルトの名前のすべての既存のグループの名前を変更する必要があります。

Webサービスとして公開されるオブジェクトまたはプロセスを呼び出すために必要な新しい許可

Webサービスとして公開されているオブジェクトまたはプロセスを呼び出すには、新しい許可(「Webサービスとして実行」)が必要です。

プログラムの一部のオプションはデフォルトでは機能しなくなる

いくつかのセッション管理コマンド(作成、開始、削除)がデフォルトで機能しなくなりました。それらは、getauthtokenメソッドの使用を必要とするcreateas、startas、deleteasに置き換えられました。

推奨はしませんが、セッション管理アクションを実行するときにユーザーをコントロールする許可を強制する新しい設定を無効にすることで、以前の方法を再度有効にできます。

ランタイムリソースへのアクセスを保護するための新しいメカニズム

システムマネージャーの個々のリソースに許可を適用する以前の方法は、リソースグループのコンテキストメニューに追加されたアクセス権オプションに置き換えられます。フォルダーベースの新しいメカニズムは、オブジェクトとプロセスを保護するために新しく導入されたメカニズムと連携し、追加で優れたコントロールを提供します。

古いメカニズムを使用して保護されていたアイテムは、新しいメカニズムを使用して手動で再保護する必要があります。

Blue Prismバージョン6.4.2

データベースの作成またはアップグレードに製品内機能を使用するときに自動的に適用される[スナップショット分離許可]

製品内機能を使用してデータベースをアップグレードまたは作成する際に、データベースのアップグレードまたは作成するユーザーが[データベースの変更]SQL許可を持っていれば、[スナップショット分離を許可]設定がデフォルトで新規およびアップグレードしたデータベースに自動的に適用されるようになりました。アップグレードを実行する際に、ユーザーがこの許可を持っていない可能性があり、その結果、スナップショット分離が有効になりません。このような場合でもアップグレードは実行されますが、Blue Prismサーバーサービスにログインする、またはサービスを開始しようとすると、データベースへの接続を確立する前にスナップショット分離を有効にする必要があることをユーザーに通知するメッセージが表示されます。

データベースの作成またはアップグレード後にスナップショット分離を手動で有効にするには、データベース変更許可を持つユーザーが次のコマンドを実行する必要があります。

ALTER DATABASE [%%dbasename%%] SET ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATION ON

スクリプトを使用してデータベースを作成またはアップグレードする場合は、スナップショット分離を手動で適用する必要があります。

スクリプトを使用してデータベースを作成またはアップグレードする場合は、[スナップショット分離許可]設定をデータベースに手動で適用する必要があります。

データベースの作成またはアップグレード後にスナップショット分離を手動で有効にするには、データベース変更許可を持つユーザーが次のコマンドを実行する必要があります。

ALTER DATABASE [%%dbasename%%] SET ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATION ON

Blue Prismバージョン6.5

セッションログはデフォルトでは移行されません

アップグレードを実行するときに、セッションログデータを新しいデータベーステーブルに移行するか、既存のデータベーステーブルに保持するかを選択します。移行は、セッションログデータの量に応じて、ユーザーインターフェイスを介してアップグレード中に行うことも、Blue Prismのカスタマーサポートから入手可能なツールを使用してアップグレード後に行うこともできます。

アップグレードプロセスを合理化するために、セッションログはアップグレード前にアーカイブする必要があります。デフォルトでは、システムに残っているセッションログはアップグレード後に表示されませんが、必要に応じて移行できます。

[接続構成]ダイアログから[データベースをアップグレード]を選択した場合は、次のオプションが表示されます。

  • データベースをアップグレードし、既存のテーブルにセッションログを保持する - 新しいデータベーステーブルはアップグレード中に作成されますが、セッションログデータは既存のテーブルに残ります。これはデフォルトのオプションであり、推奨されるアップグレードパスを提供し、アップグレードをより迅速に実行できるようになります。既存のセッションログテーブル名の末尾に「_pre65」が付きます。これらのテーブルのデータはセッション管理では表示されませんが、Blue Prismのカスタマーサポートから入手可能なツールを使用して移行できます。
  • データベースをアップグレードし、既存のセッションログデータを新しいテーブルに移行する - セッションログのデータはアップグレード中に新しいデータベーステーブルに移行されます。移行には時間がかかることがあるため、このオプションは1,000万超のセッションログまたは10GB超のデータがある環境では利用できず、100万超のセッションログがある環境ではお勧めしません。

[スクリプトを生成]ボタンを使用してアップグレードスクリプトを生成すると、作成したスクリプトはセッションログを移行せずにアップグレードを実行します。

Tesseract言語パックを更新する必要があります

Tesseract OCRエンジンはバージョン4.0にアップグレードされており、Blue Prism 6.5のすべてのインストールに適用されます。6.5より前のバージョンの英語以外の言語パックは機能しなくなるため、新しい言語パックをインストールする必要があります。

Blue Prism 6.5は、必要に応じ、以前のバージョンのTesseractを使用するように構成できます。

中国語版および日本語版のBlue Prismでは、Unicodeロギングを有効にする必要があります。

簡体字中国語版および日本語版のBlue Prismでプロセスログが正しく監査されるようにするには、[システム] > [設定]で[セッションログのUnicodeサポートを有効化]を選択します。

ロックされたワークキュー項目に対して自動再試行が作成されなくなりました

ワークキュー項目がセッションの終了時にロックされている場合、クリーンアップ処理は例外の項目のみをマークするようになりました。以前は、この状況では自動的にキュー項目の再試行を作成していました。

Blue Prismバージョン6.6

トルコのオペレーティングシステムでBlue Prismバージョン6.5を使用して作成されるスケジュールは、削除と再作成が必要になります。

トルコのオペレーティングシステムでBlue Prismバージョン6.5を使用して作成されたすべてのスケジュールは、このリリースへのアップグレード後に削除と再作成が必要になります。この操作が完了していない場合、スケジュールは実行されますが、Control Roomの[最近のアクティビティ]画面に成功を報告するよう表示されます。

Data Gateways構成は、自動で名前が変更、パブリッシュされたダッシュボードの影響があるか手動で確認する必要があります

重複する名前を持つパブリッシュされたダッシュボードは、バージョン6.6へのアップグレード中、番号付きサフィックスで名前が変更されます。この場合、そのようなダッシュボードは、参照されているすべてのData Gateways構成で選択解除されます。すべてのData Gateways構成は、必要なダッシュボードが選択されるよう確認する必要があります。

Blue Prismバージョン6.7

Blue Prismアプリケーションサーバー構成ファイル証明書の暗号化

アプリケーションサーバーの構成ファイルに含まれる情報を保護するため、証明書の暗号化の実装を検討してください。Blue Prismアプリケーションサーバー構成の証明書の暗号化の詳細については、こちらを参照してください。

バイナリビジネスオブジェクトを使用する場合、機能(caps)コマンドを手動で再度有効にする必要があります。

Blue Prismのインタラクティブクライアントがランタイムリソースに接続するたびに呼び出され、最初にバージョン3でバイナリビジネスオブジェクトとの連携をサポートするために導入された[機能(caps)]コマンドがデフォルトで無効になり、パフォーマンスが向上しました。現在バイナリビジネスオブジェクトを使用している場合、機能(caps)コマンドを再度有効にする方法についてはBlue Prismサポートにお問い合わせください。

オフライン製品ヘルプ

バージョン6.7から、Blue Prismの製品ヘルプはデフォルトでオンライン利用できるようになり、すべての製品内ヘルプのリンクはオンラインヘルプファイルに移動します。新しいWebベースの製品ヘルプにオンラインでアクセスしないユーザー、または自社環境でローカルにヘルプを提供するユーザー向けに、[システム] > [システム - 設定]画面に[オフラインヘルプの有効化]オプションが追加されています。これはシステム全体に影響する設定で、この環境に接続されているすべてのBlue Prismデバイスに適用されます。したがって、ヘルプはすべてのデバイスがアクセスできる場所に保存する必要があります。

ダウンロードした後は、Blue Prismのシステム設定内の場所を指定することでヘルプにアクセスできます。

  1. カスタマーポータルのBlue Prism 6.7製品ページからヘルプファイルをダウンロードします。
  2. ヘルプをZIPファイルから必要な場所に展開します。ヘルプは内部ネットワークまたは共有ディレクトリでホストするか、ローカルマシンのフォルダーに保存できます。
  3. Blue Prismインタラクティブクライアントで、[システム]タブをクリックし、[システム] > [設定]の順に選択します。
  4. [オフラインヘルプ]セクションでチェックボックスを選択し、ヘルプファイルの親ディレクトリのURLまたはフォルダー位置を入力します。

これでBlue Prismのユーザーインターフェイスからヘルプが呼び出された場合に、指定場所のヘルプファイルが利用できるようになりました。サーバーベースのヘルプを使用する設定に戻すには、[オンラインヘルプの有効化]の選択を解除します。

Blue Prismバージョン6.7.1

6.7.1 にアップグレードする場合に必要なインストール

この通知は6.7.1のアップグレードする場合にのみ該当します。6.7.2以降にアップグレードする場合には、こちらで説明している方法に沿って行うことをお勧めします。

Blue Prism 6.6以前から6.7.1にアップグレードする場合は、このリリースをすべてのデバイス(クライアント、ランタイムリソース、アプリケーションサーバー)にインストールする必要があります。

Blue Prism 6.7.0からアップグレードする場合:

  • 6.7.1をすべてのインタラクティブクライアントにインストールする必要があります。
  • ランタイムリソースが6.7.0にアップグレードされていて、Users\Username\AppData\Roaming\Blue Prism Limited\Automate V3のuser.configファイルを使用するように設定されている場合は、これらのランタイムリソースを6.7.1にアップグレードするか、user.configファイルを削除する必要があります。
  • 6.7.1を実行しているデバイスは、6.7.0または6.7.1を実行しているアプリケーションサービスに接続できます。6.7.0を実行しているサーバーは、後述のbg-5533に対処して将来のアップグレードの動作を改善する場合を除き、6.7.1に更新する必要はありません。アプリケーションサービスを6.7.0から6.7.1にアップグレードする場合は、必ず既存のログオン情報詳細とBlue Prismサーバーサービス用に構成したその他のプロパティを注記し、アップグレード後に再適用できるようにしてください。

Blue Prismバージョン6.7.2

6.7.2にアップグレードする場合に必要なインストール

この通知は6.7.2のアップグレードする場合にのみ該当します。6.7.3以降にアップグレードする場合には、こちらで説明している方法に沿って行うことをお勧めします。

Blue Prism 6.6以前から6.7.2にアップグレードする場合は、このリリースをすべてのデバイス(クライアント、ランタイムリソース、アプリケーションサーバー)にインストールする必要があります。

Blue Prism 6.7.0または6.7.1からアップグレードする場合:

  • 6.7.2をすべてのインタラクティブクライアントにインストールする必要があります。
  • 6.7.2をすべてのランタイムリソースにインストールする必要があります。
  • 6.7.2を実行しているデバイスは、6.7.0、6.7.1、6.7.2を実行しているアプリケーションサービスに接続できます。6.7.0を実行しているサーバーは、bg-5533に対処して将来のアップグレードの動作を改善する場合を除き、6.7.2に更新する必要はありません。bg-5533は6.7.0で導入され、6.7.1で修正されています。アプリケーションサービスを6.7.0から6.7.2にアップグレードする場合は、必ず既存のログイン情報詳細とBlue Prismサーバーサービス用に構成したその他のプロパティをメモし、アップグレード後に再適用できるようにしてください。

Blue Prismバージョン6.7.3

6.7.3にアップグレードする場合に必要なインストール

Blue Prism 6.6以前から6.7.3にアップグレードする場合は、このリリースをすべてのデバイス(クライアント、ランタイムリソース、アプリケーションサーバー)にインストールする必要があります。

Blue Prism 6.7.0、6.7.1、または6.7.2からアップグレードする場合:

  • 6.7.3をすべてのインタラクティブクライアントにインストールする必要があります。
  • 6.7.3をすべてのランタイムリソースにインストールする必要があります。
  • 6.7.3を実行しているデバイスは、6.7.0、6.7.1、6.7.2、6.7.3を実行しているアプリケーションサービスに接続できます。6.7.0を実行しているサーバーは、bg-5533に対処して将来のアップグレードの動作を改善する場合を除き、6.7.3に更新する必要はありません。bg-5533は6.7.0で導入され、6.7.1で修正されています。アプリケーションサービスを6.7.0から6.7.3にアップグレードする場合は、必ず既存のログイン情報詳細とBlue Prismサーバーサービス用に構成したその他のプロパティを注記し、アップグレード後に再適用できるようにしてください。

Blue Prismバージョン6.8

Chrome、Edge、Firefoxの新しい設定が適切であることを確認する

6.8以降のBlue Prismのブラウザー拡張機能は、デフォルトでエフェメラルポート範囲から動的にポートを選択し、Blue Prismと通信します。これにより、Blue Prismがブラウザーを効果的に自動化するよう、管理者が定義されたポートを各マシンに構成する必要がなくなり、拡張の安定性が向上します。

以下のようなケースでは、新しいシステム設定である[固定ブラウザー拡張ポート(31924)のみを使用]を有効にして、ユーザーは引き続き固定ブラウザー拡張ポートを使用する必要があります。

  • Blue Prismを古いバージョンのブラウザー拡張機能で使用する場合 - これは新しいバージョンのブラウザー拡張機能の自動インストールをしないようポリシーが構成されている場合、またはBlue Prismがオフライン環境で運用されており、新しいバージョンの拡張が製品のアップグレードと同時にデプロイされていない場合にのみ該当します。
  • 手動で起動した、またはBlue Prismオブジェクトモデルを使って起動していないブラウザーのインスタンスにアタッチする場合。

Chrome、Edge、Firefoxを自動化するプロセスの実行に使われているランタイムリソースは、この設定変更時に再起動する必要があります。

詳細については、「システム設定」「」を参照してください。

Chromeブラウザーの拡張機能をMicrosoft Edgeで使うためには、手動でインストールする必要があります

これらのステップは、バージョン6.8にアップグレードする場合にのみ必要です。バージョン6.9以降にアップグレードする場合、Edgeブラウザー拡張機能を手動でインストールする必要はありません。6.9以降からBlue Prismインストーラーで自動インストールが選択できるようになっています。

ChromiumベースバージョンのMicrosoft Edgeで、Blue PrismのChromeブラウザーの拡張機能を使うには、以下のとおり拡張機能を手動でインストールする必要があります。

  1. Edgeのアドレスバーに「edge://extensions」と入力します。
  2. 他のストアからの拡張機能を許可する]設定を選択します。
  3. Chromeストアに移動し、Blue Prismのブラウザー拡張機能を検索します。または、このURLを使用してください。
  4. Chromeに追加]をクリックします。

詳細については、「」「Chrome、Edge、Firefoxの統合」を参照してください。

Firefoxバージョン74以降を使用するためのFirefoxブラウザーの拡張機能は、手動でインストールする必要があります。

この通知は6.8へアップグレードする場合にのみ該当します。6.9以降にアップグレードする場合には、「Blue Prismバージョン6.9」で説明している方法に沿って行うことをお勧めします。

Blue PrismのFirefox拡張機能は、カスタムのBlue Prismインストール時またはアップグレード時に自動的にインストールするよう選択できます。ただし、Firefoxのバージョン74以降を使用しているアプリケーションとWebサイトについては、以下のとおり拡張機能を手動でインストールする必要があります。

  1. Firefoxのアドレスバーに「firefox://about:addons」と入力します。
  2. ツールメニューから、[ファイルからアドオンをインストールする]を選択します。
  3. Blue Prismインストールディレクトリ(通常はC:\Program Files\Blue Prism Limited\Blue Prism Automate)から、FirefoxPlugin.xpiファイルを選択します。
  4. 追加]をクリックし、プロンプトに従ってインストールを完了します。

    インストールが完了し、Blue Prism拡張機能アイコンがFirefoxツールバーに追加されると、通知が表示されます。

詳細については、「」「Chrome、Edge、Firefoxの統合」を参照してください。

Blue Prismネイティブ認証環境が更新され、マルチ認証をサポート

新しいマルチ認証環境が既存のBlue Prismネイティブ認証に備えつけられました。6.8にアップグレードすると、すべてのBlue Prismネイティブ認証環境が更新され、マルチ認証がサポートされるようになります。Blue Prismを以前のように使用するにあたって、何かする必要はありません。

この新しい機能により、ユーザーはBlue PrismをActive Directoryドメインサービスインフラストラクチャに関連付けることが選べます。関連付けると、管理者はシングルサインオンを使ったBlue Prismへのユーザーアクセスを設定できます。これにより、Blue Prismネイティブ認証を使うユーザーまたはActive Directoryのシングルサインオンを使うユーザーが混在する環境となります。

詳細については、「Blue Prism 6.8リリースノート」と「Blue Prism認証」を参照してください。

コードステージコンパイラのアップデート

C#とVisual Basicで書き込まれたコードステージの検証に使われるコンパイラが、このリリースでアップデートされました。新しいコードコンパイラは修正された構文検証規則を実行するため、C#とVisual Basicですでに書き込まれているコードステージは構文エラーが発生する可能性があります。以前のリリースのBlue Prismで作成したコードステージは、アップグレードの後で再検証することをお勧めします。迅速なサービス起動やWebサービスの露出といった特定の状況で、パフォーマンスが低下する場合があります。新しいコンパイラは、自動初期化セッションのフロントロードコンパイルとクリーンアップアクションであり、手動初期化に変更することで対処できます。詳細については、「6.8リリースノート」を参照してください。

Blue Prismバージョン6.9

ChromeおよびEdgeのBlue Prismブラウザー拡張機能が手動でインストールされている場合には、アップグレード前に削除する必要があります

ChromeおよびEdgeの以前のバージョンのBlue Prismブラウザー拡張機能が、手動でブラウザーWebストアからインストールされている場合(またBlue Prismインストール時に自動でインストールされていない場合)、6.9へのアップグレード前に拡張機能を手動で削除する必要があります。「」「Chrome、Edge、Firefoxの統合」では、各ブラウザーのインストール手順を参照してください。

Firefoxバージョン74以降を使用するためのFirefoxブラウザーの拡張機能は、手動でインストールする必要があります。

Blue PrismのFirefox拡張機能は、高度なBlue Prismインストール時またはアップグレード時に自動的にインストールするよう選択できます。ただし、Firefoxのバージョン74以降を使用しているアプリケーションとWebサイトについては、以下のとおりFirefoxアドオンストアから拡張機能を手動でインストールする必要があります。

  1. Firefoxを開きます。
  2. 以下のURLをブラウザーのアドレスバーに貼り付けます。https://addons.mozilla.org/en-GB/firefox/addon/blue-prism-6-9-extension/
  3. Firefoxに追加]をクリックし、プロンプトが表示されたらインストールを確定します。

インストールが完了し、Blue Prism拡張機能アイコンがブラウザーのツールバーに追加されると、通知が表示されます。

コードステージを再検証する

C#とVisual Basicで書き込まれたコードステージの検証に使われるコンパイラが、Blue Prism 6.8でアップデートされました。6.8より前にリリースされたBlue Prismで作成したコードステージは、アップグレードの後に再検証することをお勧めします。詳細については「6.8アップグレード通知」を参照してください。

Blue Prismバージョン6.10.3

ブラウザー拡張機能とBlue Prism間の通信の変更

Chrome、Edge、Firefoxをネイティブに自動化するために使用されるBlue Prismとブラウザー拡張機能間の通信は、次のように更新されました。

  • 6.8より前のBlue Prismバージョンからアップグレードする場合:通信は、デフォルトでは固定ポートを介して行われます([固定ブラウザー拡張ポート(31924)のみを使用]システム設定がデフォルトで選択されます)。
  • 6.8以降のBlue Prismバージョンからアップグレードする場合:

    • 設定が手動で行われている場合(値に関係なく)、その設定が保持されます。

    • 設定を手動で行っていない場合は、[固定ブラウザー拡張ポート(31924)のみを使用]システム設定がデフォルトで選択されず、通信はエフェメラルポートを介して行われます。

既存のプロセスとビジネスオブジェクトは、アップグレード後もこの変更による影響を受けません。アップグレードを実行するシステム管理者は、[固定ブラウザー拡張ポート(31924)のみを使用]システム設定がデプロイメントのシナリオに基づいて選択されているかどうかを確認してください。

Blue Prismのインストール後に、Edgeブラウザーの拡張機能を別途有効化する必要がなくなりました

Blue Prismのインストール時に[高度なインストール]画面でEdgeブラウザーの拡張機能を選択すると、完全にインストールされるようになりました。これまでは、Blue Prismのインストール完了後に、Edgeブラウザーで別途拡張機能を有効にする必要がありました。

複雑なプロセスを開いて保存する場合、メモリ使用量の最適化によってパフォーマンスの遅延が発生する場合がありました

このリリースでは、自動化の実行中に不要なメモリ使用量を削減するための改善が行われています。ただし、ステージ、データアイテム、ページ、オブジェクト、環境変数など、大量の依存関係を含む複雑なプロセスを開いて保存する場合には、パフォーマンスの遅延が大きくなる可能性があります。全体的に、複雑なプロセスのメモリ使用量は、以前のバージョンに比べて削減されています。

Blue Prismバージョン6.10.5

GoogleのManifest V3へのアップデートに伴うChromeおよびEdgeブラウザー拡張機能の変更について

Googleの拡張機能プラットフォームの変更とManifest V3への移行により、ChromeやEdgeのブラウザー拡張機能を使ってWebページ上にJavaScriptを挿入したり呼び出したりする、これまで利用可能だった機能が使えなくなりました。これは、セキュリティ上の理由からManifest V3によって実施される制限です。詳細については、Googleドキュメントを参照してください。

MozillaはMV2ブラウザー拡張機能のサポートを削除する日付を発表していないため、Blue Prism Firefoxブラウザー拡張機能は引き続きManifest V2を使用おり、この制限の影響を受けません。

既存のプロセスやオブジェクトがJavaScriptの挿入や呼び出しの機能を使用している場合、アップグレード後に設計を修正し、代わりに標準の組み込み機能を使用してこの機能を置き換えることをお勧めします。詳細については、このナレッジベースの記事MV3影響評価ユーティリティツールを参照してください。

Blue Prismバージョン6.10.6

Firefoxブラウザーの拡張機能は利用できません

Firefoxブラウザーの拡張機能は、Blue Prism 6.10.6でのインストールに使用できません。Firefoxブラウザーの拡張機能を含むBlue Prismバージョン6の最新のリリースは、Blue Prismバージョン6.10.5です。

Manifest V2のサポートが終了

Blue Prism 6.10.6以降では、Manifest V2によるブラウザー拡張機能のサポートは削除されているため、今後Manifest V2を使用してChromeおよびEdgeのブラウザー拡張機能をインストールすることはできません。6.10以降のこのバージョンでは、Manifest V3のみがサポートされています。詳細については、「Blue Prismブラウザー拡張機能互換性マトリックス」を参照してください。

Blue Prism 6.10.6をインストールすると、Browser Automation Agentが自動的に含まれる

Browser Automation Agentが提供する機能は、デフォルトでBlue Prismインストーラーに含まれています。Browser Automation Agentと関連するManifest V3ブラウザーの拡張機能がインストールされている場合は、Blue Prism 6.10.6のインストールウィザードがその拡張機能を自動的に削除します。

Manifest V2またはManifest V3ブラウザーの拡張機能が、特定のマシンのWebストアを介して手動でインストールされている場合は、Blue Prismをインストールする前に手動でアンインストールする必要があります。

Blue Prismまたは対象アプリケーションのアップグレードにより製品が変更された場合は、既存の自動化でリグレッションテストを実行することをお勧めします。詳細については、「Blue Prism 6.10.6リリースノート」を参照してください。

Blue Prismバージョン7.0

新しいBlue Prismライセンスキーが必要

Blue Prism 7.0へのすべてのアップグレードには、新しいライセンスキーが必要です。アップグレードの際、既存のBlue Prismの6ライセンスはBlue Prismデータベースから削除されます。ユーザーは、アップグレード後にデータベースに直接接続されたBlue Prismに初めてログインすると、Blue Prismアプリケーションサーバーサービスを開始する前に、新しいライセンスを適用するように求められます。

Application Server Controlled Resources設定を構成する必要があります

Blue Prismアプリケーションサーバーをバージョン6からバージョン7にアップグレードすると、サーバーコンソールの出力に、セキュリティモードをなしにできないことを知らせるメッセージが表示されます。これは、ASCR設定がBPServer.exeで構成されていることを確認するためです。詳細については、「ASCRサーバーの構成」を参照してください。

[セッション管理でユーザーを制御する許可を実行]オプションが削除されました

このリリースでは、[セッション管理でユーザーを制御する許可を実行(推奨)]オプションが[システム - 設定]画面から削除されました。このオプションはデフォルトでは有効のままで、カスタマーサポートのみがBlue Prismデータベースで構成できます。

ロックされたワークキュー項目に使用可能な自動再試行設定が可能になりました

Blue Prism 6.5では、ランタイムリソースセッションが終了したときのワークキューの動作の変更が導入されました。例外を含むワークキュー項目は、クリーンアッププロセスによって未完了としてマークされ、ワークキュー項目がロックされたままの場合は自動再試行は試行されませんでした。

このリリースでは、デフォルトでは無効になっている[予期しないセッション終了が発生した場合に、このキューのアイテムを再試行]という新しいオプションが[システム] > [ワークフロー - ワークキュー]画面に追加されました。このオプションが有効で、セッション中にランタイムリソースが予期せず終了した結果、ワークキュー項目がロックされたままの場合、ランタイムリソースが再起動されると、キュー項目の再試行が自動的に作成されます。これは、キューの最大再試行の設定値によって異なります。

ブラウザーにアタッチするときには、ウィンドウタイトルに「Google Chrome」、「Edge」、「Firefox」の文字を含めることができない

アプリケーションモデラーを使用してChrome、Edge、FirefoxブラウザーのWebページにアタッチする場合、ウィンドウタイトルの値に「Google Chrome」、「Edge」、「Firefox」の文字を含めることができなくなりました。これは、BP-709のブラウザー拡張機能と通信するためのネイティブメッセージングホストアプリケーションが導入されたためです。Blue Prismバージョン7.0以降では、Blue Prismブラウザー拡張機能に表示されるウィンドウタイトルにブラウザーのプロセスタイプが含まれなくなりました。これまでのBlue Prismバージョン6.xでは、Blue Prismがブラウザーにアタッチするために使用していたウィンドウタイトルの値には、タブタイトルとブラウザーのプロセスタイプの両方が含まれていました。

今後は、ブラウザーを表す文字をワイルドカードに追加する代わりに、ワイルドカードの間にタブタイトルを設定することが必須になりました。たとえば、「BBC - ホームページ - Google Chrome」にアタッチ使用する場合は、「*BBC*」または「*BBC - ホームページ*」を使用する必要があります。「- Google Chrome」などのブラウザーを表す文字を追加すると、エラーが発生します。

ワークキューのパフォーマンス向上のためのインデックス変更

お客様は、Blue Prism APIまたはHubControl Roomを使用してワークキュー項目を操作する際に、必要に応じてインデックスの変更を適用してパフォーマンスを向上できます。詳細およびインデックス更新スクリプトのダウンロードについては、Blue Prismナレッジベースのこちらの記事を参照してください。

Blue Prismバージョン7.0.1

Blue Prismのインストール後に、Edgeブラウザーの拡張機能を別途有効化する必要がなくなりました

Blue Prismのインストール時に[高度なインストール]画面でEdgeブラウザーの拡張機能を選択すると、完全にインストールされるようになりました。これまでは、Blue Prismのインストール完了後に、Edgeブラウザーで別途拡張機能を有効にする必要がありました。

複雑なプロセスを開いて保存する場合、メモリ使用量の最適化によってパフォーマンスの遅延が発生する場合がありました

このリリースでは、自動化の実行中に不要なメモリ使用量を削減するための改善が行われています。ただし、ステージ、データアイテム、ページ、オブジェクト、環境変数など、大量の依存関係を含む複雑なプロセスを開いて保存する場合には、パフォーマンスの遅延が大きくなる可能性があります。全体的に、複雑なプロセスのメモリ使用量は、以前のバージョンに比べて削減されています。

これらは、Blue Prism 6.10.3にはすでに存在するため、Blue Prism 6.10.2以前からアップグレードする場合にのみ適用されます。

ワークキューのパフォーマンス向上のためのインデックス変更

お客様は、Blue Prism APIまたはHubControl Roomを使用してワークキュー項目を操作する際に、必要に応じてインデックスの変更を適用してパフォーマンスを向上できます。詳細およびインデックス更新スクリプトのダウンロードについては、Blue Prismナレッジベースのこちらの記事を参照してください。

Blue Prismバージョン7.1

Internet Explorerの廃止に伴うMicrosoft Edge IEモードの対応について

Microsoftは2022年6月にInternet Explorerのサポートを終了する予定であるため、Blue Prismではお客様がこの変更の影響を管理できるようにするために、Microsoft Edge IEモードのサポートが導入されました。これまでInternet Explorerでのみ利用可能だったいくつかの追加アクションが、Chrome、Edge、Firefoxなどの最新のブラウザーでも使用できるようになりました。

Internet Explorerに依存する自動化は、必要に応じて新しいアクションを利用し、最新のブラウザーを使用するように更新する必要があります。最新のブラウザーの使用が選択肢にない場合は、EdgeのIEモードを使用するように自動化を構成できます。IEモードを使用するようにプロセスを構成する方法の詳細については、「Microsoft Edge IEモード」を参照してください。

GoogleのManifest V3へのアップデートに伴うChromeおよびEdgeブラウザー拡張機能の変更について

Googleの拡張機能プラットフォームの変更とManifest V3への移行により、ChromeやEdgeのブラウザー拡張機能を使ってWebページ上にJavaScriptを挿入したり呼び出したりする、これまで利用可能だった機能が使えなくなりました。これは、セキュリティ上の理由からManifest V3によって実施される制限です。詳細については、Googleドキュメントを参照してください。

MozillaはMV2ブラウザー拡張機能のサポートを削除する日付を発表していないため、Blue Prism Firefoxブラウザー拡張機能は引き続きManifest V2を使用おり、この制限の影響を受けません。

既存のプロセスやオブジェクトがJavaScriptの挿入や呼び出しの機能を使用している場合、アップグレード後に設計を修正し、代わりに標準の組み込み機能を使用してこの機能を置き換えることをお勧めします。詳細については、このナレッジベースの記事MV3影響評価ユーティリティツールを参照してください。

Blue PrismからのAuthentication ServerログインにはMicrosoft Edge WebView2ブラウザーが必要です

ログインダイアログの表示に使用されるCefSharp ChromiumブラウザーをMicrosoft Edge WebView2に変更し、組み込みブラウザーをよりセキュアに配信できるようになりました。これは、Authentication Serverを介したユーザーログイン用に構成されたBlue Prism環境では必須となります。関連するWebView2ランタイムは、Blue Prismインタラクティブクライアントを実行するすべてのマシンにローカルにインストールする必要があります。  詳細については、インストールビデオhttps://docs.microsoft.com/en-us/microsoft-edge/webview2/concepts/distributionを参照してください。

Authentication ServerサービスアカウントのクライアントIDとシークレットを再構成する必要があります

Blue Prism 7.1では、Authentication Serverへの接続に使用するサービスアカウントの[クライアントID]および[クライアントシークレット]の値を保存するために、[セキュリティ - 認証情報]画面で認証情報を作成する必要がなくなりました。これらの値は、Blue Prism[サーバー構成の詳細]画面の新しい[クライアントの詳細]セクションの[Authentication Server統合]タブに直接入力できるようになりました。[Authentication Serverの認証情報]ドロップダウンフィールドが、[セキュリティ - サインオン設定]画面から削除されました。RabbitMQメッセージブローカーへのリクエストはアプリケーションサーバーから行われるため、これらの変更が行われました。

以前にBlue Prism7.0でこれらの設定を構成したユーザーは、デプロイメントの各Blue Prismアプリケーションサーバーサービスについて、[サーバー構成の詳細]画面で関連するサービスアカウントのクライアントIDとシークレットを追加する必要があります。

新しい言語に依存しない属性識別子パラメーターが[属性を取得]アクションに追加されました

新しい言語に依存しない[属性識別子]パラメーターが、読み取りステージおよび待機ステージのアプリケーションモデラーの[属性を取得]アクションに追加され、[属性名]パラメーターの代わりに使用されます。これにより、属性名が最初に追加された言語とは異なる言語で表示されるよう環境が構成されている場合でも、ランタイムリソースだけでなくスタジオでもプロセスを正常に実行することができます。

以前は、最初に特定の言語で追加された属性名は、別の言語に翻訳されたときに正しく機能しませんでした。これは、[属性名]パラメーターが属性の表示名を使用しているためです。これにより、プロセスの実行が失敗する可能性がありました。

新しい[属性識別子]パラメーターのドロップダウンには、ローカライズされた属性名の静的リストが表示されます。これらのテキストはローカライズされたわかりやすいテキストとしてユーザーに表示されますが、プロセスXMLに保存されている言語に依存しない識別子が返されるため、どの表示言語が選ばれても機能します。

属性名]パラメーターは、引き続き(後方互換性の)読み取りステージおよび待機ステージに含まれますが、新しいステージでは使用しないでください。

Object Studioで既存の読み取りステージや待機ステージを確認する場合、既存の[属性名]パラメーターを保持するか、[属性識別子]ドロップダウンから言語に依存しない新しい値を選択できます。

  • 属性名]パラメーターが既存のステージで保持され、新しい[属性識別子]パラメーターが使用されない場合、ビジネスオブジェクトを使用するプロセスは、説明したシナリオで失敗し続けることになります。
  • 両方のパラメーターが含まれている場合、ビジネスオブジェクトは[属性識別子]パラメーターを使用するため、正常に実行されます。
  • 新しい[属性識別子]パラメーターを含むビジネスオブジェクトが以前のバージョンのBlue Prismにインポートされた場合、ビジネスオブジェクトを使用するプロセスは実行できません。

サービスプリンシパル名(SPN)の構成が必要になります

Blue Prismサーバー接続で次の接続モードを使用する場合、各Blue Prismサーバーサービスインスタンスが実行されているActive Directoryアカウントに対してサービスプリンシパル名(SPN)を構成する必要があります。

  • WCF:メッセージの暗号化とWindows認証を使用するSOAP
  • WCF:トランスポートの暗号化とWindows認証を使用するSOAP
  • .NET Remoting:セキュア

これは、2022年1月のWindowsセキュリティ更新のCVE-2022-21920が、これらの接続モードを使用する場合の認証動作に影響を与えるためです。詳細については、「SPNの構成」を参照してください。

シングル認証環境とマルチ認証環境の区別および関連機能を削除しました

Blue Prismデータベースの新規作成時に、ユーザーはシングル認証環境とマルチ認証環境のどちらかを選択する必要がなくなりました。1つのBlue Prismデータベースで、すべての環境タイプと認証方法を網羅できるようになりました。以前のバージョンからアップグレードされたデプロイメントは、データベースのアップグレードの一部として新しいデータベースタイプに変換されます。

新しいデータベースタイプをサポートする必要がないため、次の機能は使用できなくなりました。

  • [セキュリティ - サインオン設定]画面の[シングルサインオン]セクションが削除されました。これにより、Blue Prism 6.9で導入された、シングル認証Active Directoryデータベースをマルチ認証Active Directoryデータベースに変換するデータベース変換ツールも削除されました。
  • シングルサインオン環境機能は、Process StudioおよびObject Studioでは使用できなくなりました。この機能は、シングル認証環境とマルチ認証環境を区別するためにのみ使用されていたため、不要になりました。

    これまでこの機能を使用していたプロセスとビジネスオブジェクトは、この機能を使用せずに再度作業する必要があります。

  • マルチチーム環境でアクセス権を管理する場合、Process Studioの[アクセス権を管理]画面にユーザーリストが表示されなくなりました。これは以前は、マルチ認証環境でアクセス権を構成する場合にのみ表示されていました。

  • /createdb、/replacedb/upgradedb/getdbscriptコマンドと一緒に使用されていた/setadadmingroupおよび/setaddomainコマンドラインパラメーターは使用できなくなりました。Active Directory管理グループは、[役割メンバーシップ]ダイアログでセキュリティグループをシステム管理者の役割に割り当てて構成されるようになりました。

  • 以前このコマンドで行っていた構成手順が別の方法で行われるようになったため、/configuredbコマンドラインパラメーターは使用できなくなりました。

    • セキュリティグループが複数のドメインに存在できるようになったため、セキュリティグループが存在するActive Directoryドメインを設定する必要がなくなり、セキュリティグループをBlue Prismの役割にマッピングするときにドメインの詳細が自動的に取得されるようになりました。
    • Active Directory管理グループは、[役割メンバーシップ]ダイアログでセキュリティグループをシステム管理者の役割に割り当てて構成されるようになりました。

アップグレード後にActive Directory認証を使用してBlue Prismにログインする

Blue Prismの旧バージョンからアップグレード後、Active Directoryユーザーは変更を加えることなく、元の構成に基づいてログインを継続することができます。ただし、システム管理者はアップグレード直後にログインし、すべてのデータをActive Directoryから更新するために、すべてのユーザーをActive Directoryと同期することをお勧めします([セキュリティ - ユーザー]画面の[ユーザーをActive Directoryと同期]オプションを使用)。

アップグレード後にActive Directoryのログインに問題がある場合は、「シングルサインオンのトラブルシューティング」を参照し、提供される追加のデータベーススクリプトを必要に応じて使用してください。

Blue Prismの役割が組み込みのActive Directoryセキュリティグループに割り当てられている場合は、カスタムグループを作成する必要があります

組み込みのActive DirectoryセキュリティグループはBlue Prismでサポートされていません。Blue Prismの役割が組み込みのセキュリティグループに割り当てられている場合、システム管理者はカスタムグループを作成し、組み込みのセキュリティグループからカスタムグループへユーザーを追加して、Blue Prismの役割に割り当てる必要があります。

Blue Prism 5.0.24以前のバージョンからアップグレードした場合、最初のログインに少し時間がかかる場合があります

Blue Prismバージョン5.0.24以前からアップグレードする場合、データベースにマッピングされたActive Directoryドメインとセキュリティグループの形式は、バージョン7.1で使用される形式に更新されます。アップグレード完了後の最初のログインは、バックグラウンドでいくつかの管理アクションが実行されるため、通常より少し時間がかかる場合があります。

アップグレード前に、すべてのプロセス、オブジェクト、アクションの[説明]フィールドからすべてのブレース(波括弧)を削除する必要がある

6.10以前からBlue Prism 7.1.0または7.1.1にアップグレードする前に、すべての説明フィールドから、すべてのブレース(波括弧)「{」または「}」を削除する必要があります。プロセス、ビジネスオブジェクト、アクションは利用できなくなり、[説明]フィールドに波括弧が含まれている場合、アップグレード後にエラーが発生します。これは、アップグレード前に存在していたプロセス、オブジェクト、アクションにのみ影響します。

詳細については、「既知の問題BP-11466」を参照してください。これはBlue Prism 7.1.2で修正されているため、Blue Prism 7.1.0および7.1.1へのアップグレードにのみ影響します。Blue Prism 7.1.2への直接のアップグレードが推奨されています。

ログイン画面にユーザーのリストを表示]オプションは削除されました

Active Directory認証使用時のパフォーマンス向上のため、Blue Prismの旧バージョンで利用可能だったログインオプション[ログイン画面にユーザーのリストを表示]を[セキュリティ - サインオン設定]画面から削除しました。

Authentication ServerユーザーをBlue Prismに手動で追加する必要があります

Blue Prism 7.1の新しい[ユーザーをAuthentication Serverと同期]オプションを使用すると、サービスが中断した場合に、Blue PrismデータベースとAuthentication Serverデータベース間のデータをRabbitMQ更新スケジュール外で、手動で同期できます。Blue Prismインタラクティブクライアントの[セキュリティ - ユーザー]画面で新しいオプションを選択すると、以下のように処理されます。

  • 新しいAuthentication ServerサービスアカウントをBlue Prism環境に追加します。
  • Blue Prism環境のAuthentication Serverデータベースで廃止されたユーザーとサービスアカウントを廃止します。
  • Authentication Serverデータベースで廃止されていないユーザーとサービスアカウントをBlue Prism環境で復元します。

ただし、このオプションを使用する場合、Authentication ServerユーザーはBlue Prismに自動的に追加されないため、[役割メンバーシップ]画面でBlue Prismの役割に手動で割り当てる必要があります。この仕組みによりBlue Prismへのアクセスを必要としない多数のAuthentication Serverユーザー(Interactユーザーなど)がBlue Prismデータベースに追加されないようにします。詳細については、「Authentication Server構成ガイド」を参照してください。 

詳細については、「Blue Prism 7.1リリースノート」を参照してください。

Hub Control Roomバージョン4.6にはBlue Prism APIバージョン7.1が必要です

Hub Control Roomプラグインをバージョン4.6にアップグレードする場合、Blue Prism APIもバージョン7.1にアップグレードする必要があります。Control Roomのセッション、スケジュール、月次使用率ダイアリー機能は、両方のコンポーネントがアップグレードされない限り、意図したとおりに機能しません。Blue Prism API 7.1が既にインストールされている場合は、HubのインストールをControl Room 4.6プラグインを含む4.6にアップグレードしてください。

詳細については、Blue Prism Hub 4.6のリリースノートを参照してください。

ワークキューのパフォーマンス向上のためのインデックス変更

お客様は、Blue Prism APIまたはHubControl Roomを使用してワークキュー項目を操作する際に、必要に応じてインデックスの変更を適用してパフォーマンスを向上できます。詳細およびインデックス更新スクリプトのダウンロードについては、Blue Prismナレッジベースのこちらの記事を参照してください。

Blue Prismバージョン7.2

Blue Prism Enterpriseは、以下を使用するように更新されました。

  • .NET Framework 4.8。
  • Javaアプリケーションを自動化するためのAdoptOpenJDKバージョン8とAzul OpenJDKバージョン8。
  • Oracle Java 11。64ビットのアプリケーションマネージャーモードでの使用を推奨します。

Firefoxブラウザーの拡張機能は利用できません

Firefoxブラウザーの拡張機能は、Blue Prism 7.2でのインストールに使用できません。Firefoxブラウザーの拡張機能を含む最新のリリースは、Blue Prismバージョン7.1.2です。

以前のバージョンからアップグレードする場合は、ランタイムリソースとインタラクティブクライアントのリソースを見直す必要があります

Blue Prism 7.2から、すべてのBlue Prism Enterpriseコンポーネントは、64ビットインフラストラクチャにデプロイされている場合、64ビットアプリケーションとして操作できます。Blue Prismの64ビットのインストーラーは、設計上、32ビットインストーラーよりも多くのメモリを使用するため、64ビットのインストーラーバージョンを使用する場合は、ランタイムリソースとインタラクティブクライアントのリソーシングの見直しを検討してください。詳細については、「Blue Prismのソフトウェアおよびハードウェア要件」を参照してください。

.NET Framework 4.8アップグレード後に、特定の要素の再スパイが必要になる場合があります

Blue Prismリポジトリ内のターゲットフレームワークが.NET Framework 4.8にアップグレードされました。互換性に関する重大な問題は想定されていませんが、動作の違いにより、特定の要素の再スパイが必要になる場合があります。基礎となる属性、またはそれらを提示する方法が変わる可能性があるため、状況によっては、ユーザーは要素を識別するために使用される属性を、このプロセスの一環として更新しなければならない場合があります。

さらに、UIオートメーション(UIA)名属性の値は、アプリケーションモデラーの[名前]フィールドと[要素タイプ]ドロップダウンリストに自動的に反映されなくなります。そのため、操作ステージの[メニューアイテムを押す]アクションは使用できなくなりました。UIAモードを使用してドロップダウン要素をスパイできるように、UIA名の属性値を更新する必要があります。

Blue Prismコンポーネントを64ビットアプリケーションとして実行し、32ビットプロセスを参照する

Blue Prism 7.2から、すべてのBlue Prism Enterpriseコンポーネント(インタラクティブクライアント、ランタイムリソース、アプリケーションサーバー)は、64ビットインフラストラクチャにデプロイされている場合、64ビットアプリケーションとして操作できます。以前は、アプリケーションサーバーのみにそのような動作が設定されていました。埋め込み(デフォルト)アプリケーションマネージャーモードは、64ビットアプリケーションとしてインストールされた場合に、64ビットプロセスとして実行されるように更新されました。以前は、このアプリケーションマネージャーモードは32ビットとしてのみ動作していました。

以前のバージョンで作成されたビジネスオブジェクトは再構成が必要になる場合がある

64ビットデバイスでBlue Prismを実行し、埋め込み(デフォルト)アプリケーションマネージャーモードが32ビットとして構成されているバージョン7.2より前のバージョンで作成されたビジネスオブジェクトを含むリリースをインポートする場合、警告メッセージが表示され、64ビット埋め込み(デフォルト)モードの使用を継続するか、外部32ビットモードの使用に戻るかの選択を求められます。

32ビットライブラリを参照するビジネスオブジェクトにより、コンパイラの例外がトリガーされる場合がある

Blue Prismインタラクティブクライアントが64ビットアプリケーションとして実行されている状況で、ユーザーが32ビットライブラリを参照するビジネスオブジェクトを使用してプロセスを実行しようとすると、Blue Prismでコンパイラの例外がトリガーされる場合があります。影響を受ける可能性のあるビジネスオブジェクトを特定する方法の詳細については、こちらのナレッジベースの記事を参照してください。

アクティブアクセシビリティ(AA)スパイモードを使用して32ビットアプリケーションを自動化する場合は、外部32ビットアプリケーションマネージャーモードが推奨される

.NET Framework 4.8への更新により、AAスパイモードを使用して32ビットアプリケーションを自動化する場合は、外部32ビットアプリケーションマネージャーモードを使用することをお勧めします。スパイモードのビットバージョンと対象アプリケーションのビットバージョンの違いにより、32ビットスパイモードが使用されていた以前のバージョンと比較して、返されるアプリケーション要素の属性に違いが見られる場合があるため、この方法が推奨されます。

匿名ランタイムリソースには、必要な各認証情報への個別のアクセス権が付与される必要がある

匿名ランタイムリソースを各自のユーザーの役割に分離して、他のユーザーと共有できないようにするために、新しい匿名ランタイムリソースユーザーの役割が導入されました。新しい役割を使用すると、システム管理者は、この一連のランタイムリソースがアクセスする認証情報を明示的に構成することができます。匿名ランタイムリソースの役割には、匿名ランタイムリソースがアクセスすることが想定される各認証情報へのアクセス権が付与される必要があります。

ウィザードを使用してBlue Prism 7.2をインストールすると、Browser Automation Agentが自動的に含まれる

Browser Automation Agentが提供する機能は、デフォルトでBlue Prismインストーラーに含まれています。Browser Automation Agentと関連するManifest V3ブラウザーの拡張機能がインストールされている場合は、Blue Prism 7.2のインストールウィザードがその拡張機能を自動的に削除します。

マニフェストV3ブラウザーの拡張機能が、特定のマシンのWebストアを介して手動でインストールされている場合は、Blue Prismをインストールする前に手動でアンインストールする必要があります。

Blue Prism 7.2のサイレントインストールを実行する場合、Browser Automation Agentは自動的に削除されません。既知の問題BP-14969で説明されている手順に従って、影響を受けるマシンから手動でアンインストールする必要があります。

Blue Prismまたは対象アプリケーションのアップグレードにより製品が変更された場合は、既存の自動化でリグレッションテストを実行することをお勧めします。詳細については、「Blue Prism 7.2リリースノート」を参照してください。

ワークキューのパフォーマンス向上のためのインデックス変更

お客様は、Blue Prism APIまたはHubControl Roomを使用してワークキュー項目を操作する際に、必要に応じてインデックスの変更を適用してパフォーマンスを向上できます。詳細およびインデックス更新スクリプトのダウンロードについては、Blue Prismナレッジベースのこちらの記事を参照してください。

Blue Prismバージョン7.2.1

7.2.1にアップグレードする場合に必要なインストール

Blue Prism 7.1.2以前から7.2.1にアップグレードする場合は、このリリースをすべてのデバイス(クライアント、ランタイムリソース、アプリケーションサーバー)にインストールする必要があります。

Blue Prism 7.2.0からアップグレードする場合:

  • 7.2.1をすべてのインタラクティブクライアントにインストールする必要があります。
  • 7.2.1をすべてのランタイムリソースにインストールする必要があります。
  • 7.2.1を実行しているデバイスは、7.2.0または7.2.1を実行しているアプリケーションサービスに接続できます。7.2.0を実行しているアプリケーションサーバーは、7.2.1リリースによって解決される問題によって影響を受ける同じデバイスでクライアントまたはランタイムリソースを実行しない限り、7.2.1に更新する必要はありません。

ワークキューのパフォーマンス向上のためのインデックス変更

お客様は、Blue Prism APIまたはHubControl Roomを使用してワークキュー項目を操作する際に、必要に応じてインデックスの変更を適用してパフォーマンスを向上できます。詳細およびインデックス更新スクリプトのダウンロードについては、Blue Prismナレッジベースのこちらの記事を参照してください。

Blue Prismバージョン7.3

Digital ExchangeからVBOをダウンロード

Digital Exchangeから利用可能なVBOが、Blue Prism Enterpriseインストーラーに含まれなくなりました。VBOをインストールするには、ユーザーはDigital Exchangeから最新バージョンをダウンロードする必要があります。これによりユーザーは、利用可能な最新のVBOを使用してビジネスオブジェクトを開発するようになります。

サイレントインストールを使用してBlue Prismバージョン7.3にアップグレードすると、Browser Automation Agentが削除される

以前は、Browser Automation Agent(BAA)もインストールされているBlue Prism Enterpriseの以前のバージョンから、サイレントインストールを使用してアップグレードする場合、ユーザーは手動でBAAをアンインストールする必要がありました。現在、BAAはEnterpriseバージョン7.3のサイレントインストールの一部として削除されます。

Chromiumブラウザベースのアプリケーションを自動化する際、ドロップダウンリストに指定された値が存在しない場合は例外がスローされる

Chromiumブラウザーで[リストアイテムを選択]を使用する際、ドロップダウンリストに指定された値が存在しない場合に、例外がスローされるようになりました。以前は、指定された値が存在しない場合、リストの最初の値が誤って選択されていました。

Citrix Virtual Desktopを対象にする際にインスタンス名を提供

Citrix Desktopエージェントが、複数かつ特定のCitrix Virtual Desktopsを対象とするようになりました。Blue Prismアプリケーションモデラーには、Citrix Workspaceからデスクトップ名を指定するCitrix Virtual Desktopsインスタンス名のフィールドが含まれます。インスタンス名が提供され、Blue Prism Citrix Virtual DesktopsエージェントがCitrix Virtual Desktopsインスタンスにインストールされて実行されている場合、Blue Prismは指定されたインスタンスに通信を送信します。インスタンス名が指定されていない場合、Blue Prismは、Blue PrismCitrix Virtual Desktopsエージェントがインストールされて実行されている、最初に見つけたCitrix Virtual Desktopインスタンスを起動またはアタッチしようとします。

Citrix Virtual Desktop環境で起動された複数のブラウザーインスタンスがすべて正常に閉じられるようになる

最新のCitrix統合により、複数のブラウザーインスタンスがCitrix VDEで起動された場合に操作ステージから終了アクションを使用すると、それらがすべて正常に閉じるようになりました。以前は、複数のブラウザーインスタンスが起動された場合、1つだけが正常に閉じられていました。

スケジューラーの新しいコマンドではセッションが1回の操作で作成および開始される

スケジューラーに、起動パラメーターなどのセッションの作成と開始の両方を行う新しいコマンドが作成されました。これにより、セッションを正常に開始できない場合にはセッションが作成されず、後で再試行できるようになります。

この変更の結果として保留中のセッションが減少すると予想されるため、[システム]> [システムスケジューラー]で[単一の操作でセッションの作成と開始を行って保留中のセッションを防止]オプションを選択して、アップグレード後にこの新しいメカニズムの採用を検討することをお勧めします。

最新のMicrosoft Outlook VBOをダウンロード

Microsoft Outlook統合に使用されるDLLが更新されました。Blue Prism Enterprise バージョン 7.3にアップグレードした後で、お客様はMicrosoft Outlook VBOの最新バージョンを「Digital Exchange」からダウンロードする必要があります。

新しいMicrosoft Outlook VBOはBlue PrismEnterprise 7.3 以降での使用を意図しており、以前のバージョンで使用するVBOと同じIDを共有しています。これは、新しいVBOが現在のプロセスとオブジェクトの既存VBOを置き換えるため、インポート後に追加のリファクタリングが不要であることを意味します。

ワークキューのパフォーマンス向上のためのインデックス変更

お客様は、Blue Prism APIまたはHubControl Roomを使用してワークキュー項目を操作する際に、必要に応じてインデックスの変更を適用してパフォーマンスを向上できます。詳細およびインデックス更新スクリプトのダウンロードについては、Blue Prismナレッジベースのこちらの記事を参照してください。