Chromeブラウザーの拡張機能

Blue Prism Chromeブラウザーの拡張機能によってBlue Prismとのコネクティビティが確立されると、ChromeアプリケーションとWebページのBlue Prismとの連携が可能になり、データの交換、要素の操作ができるようになります。

Blue Prismブラウザー拡張機能は、Chromeを自動化するために使用されるすべてのマシンにインストールする必要があります。

ブラウザーの拡張機能とBlue Prismのバージョンの詳細については、「ブラウザーの拡張機能の互換性」を参照してください。

前提条件

以下が必要になります。

  • オンラインインストール用のChrome Webストアへのアクセス。
  • オフラインインストール用の拡張パッケージ。
  • Chromeアドオンを構成する機能。
  • Windowsプロセスパフォーマンスカウンターを有効にする必要があります。

    これはBlue Prismバージョン7.0から7.1.1までにのみ影響します。対処方法の詳細については、「ブラウザーの拡張機能が検出されない」および「こちらのナレッジベース記事」を参照してください。

Blue Prismインストーラーを使用してChromeブラウザー拡張機能をインストールする

Blue Prismインストーラーは、次回のブラウザー起動時にBlue Prism拡張機能をインストールするレジストリキーを適用します。グラフィカルユーザーインターフェイスまたはコマンドラインを使用してインストーラーを実行できます。ネイティブメッセージングホスト用に追加のレジストリキーが作成され、許可された拡張機能と実行可能ファイルの場所を示すJSONファイルを指定します。

Blue Prismインストーラーからインストールする

高度なインストールオプションを使用すると、インストールするブラウザー拡張機能およびその他のオプション機能を選択できます。

  1. システム(32ビットまたは64ビット)に合ったBlue Prismインストーラーを実行します。
  2. インストールウィザードの[インストール場所]ページから[高度なインストール]を選択します。
  3. 次へ]をクリックして、Chromeブラウザーの拡張機能とインストールする他の機能を選択します。

  4. インストール]をクリックして、インストールを完了させます。

高度なインストールオプションで変更しない限り、現在のインストールに適用されている設定がアップグレード中に維持されます。

コマンドラインからインストールする

Blue Prismをインストールし、Chromeの拡張機能用のレジストリキーを設定するには、次のコマンドラインオプションが利用可能です。コマンド例はBlue Prismのバージョン7.0用です。必要に応じてバージョン番号を更新してください。

コマンド

説明

msiexec /i BluePrism7.0.0_x64 /qn

msiexec /i BluePrism7.0.0_x86 /qn

Blue Prismをインストールし、Chromeの拡張機能のレジストリキーを設定します。

msiexec /i BluePrism7.0.0_x64 ADDLOCAL=BluePrism,BPServer /qn

msiexec /i BluePrism7.0.0_x86 ADDLOCAL=BluePrism,BPServer /qn

ブラウザーの拡張機能のレジストリキーを設定せずにBlue Prismをインストールします。

msiexec /i BluePrism7.0.0_x64 ADDLOCAL=ChromePlugin /qn

msiexec /i BluePrism7.0.0_x86 ADDLOCAL=ChromePlugin /qn

Chrome拡張レジストリキーを既存のBlue Prismのインストールに追加します。

ADDLOCALプロパティを使用すると、複数のBlue Prismコンポーネントをインストールできます。これらはカンマで区切る必要があります。たとえば、次のコマンドは、64ビット版のBlue Prism、およびChrome、Edge、Firefoxの拡張機能をインストールします。

msiexec /i BluePrism7.0.0_x64 ADDLOCAL=BluePrism,BPServer,ChromePlugin,EdgePlugin,FirefoxPlugin /qn

ADDLOCALパラメーターを使用するとき、Blue Prismをインストールまたはアップグレードするには、BluePrismコンポーネントとBPServerコンポーネントの両方を指定する必要があります。それらを単独で使用することはできません。

WebストアからChromeブラウザー拡張機能をインストールする

Blue Prism Chromeの拡張機能は、使用しているBlue Prismのバージョンに合ったURLを使用してChrome Webストアからインストールできます。

Blue Prismバージョン 互換性のあるブラウザー拡張機能バージョン

7.0.2

https://chrome.google.com/webstore/detail/blue-prism-701-browser-ex/hpaajmgfhgakaamoopdhieneihpmeapm

7.0.1

https://chrome.google.com/webstore/detail/blue-prism-701-browser-ex/hpaajmgfhgakaamoopdhieneihpmeapm

7.0

 https://chrome.google.com/webstore/detail/blue-prism-70-browser-ext/lbnooplepikajpiphjgfoniaakpclemh/

Chromeにブラウザーの拡張機能をインストールするには:

  1. Chromeを開きます。
  2. 必要なバージョンのURLをブラウザーのアドレスバーに入力します。

  3. Chromeに追加]をクリックし、プロンプトが表示されたらインストールを確定します。

インストールが完了し、Blue Prism拡張機能アイコンがブラウザーのツールバーに追加されると、通知が表示されます。

オフラインパッケージを使用してChromeブラウザー拡張機能をインストールする

ブラウザー拡張機能がすでにインストールされており、アクティブなインターネット接続がある場合、ブラウザーが読み込まれると、リリース後に使用可能になる最新の拡張機能が自動的に更新されます。インターネットに接続されていないデバイスの場合、独立したパッケージを使用することによって、Blue Prism Chrome拡張機能をオフラインでインストールできます。拡張機能は、その拡張機能を使用する必要がある各デバイスのユーザーごとに個別にインストールする必要があります。

Chromeにブラウザーの拡張機能をインストールするには:

  1. 必要な拡張機能パッケージをWebストアからダウンロードします。上記の該当するBlue PrismバージョンのURLを参照してください。
  2. ダウンロードした拡張機能のZIPファイルを作成します。

    拡張機能は、C:\Users\'Username'\Appdata\Local\'extension-path'フォルダーに保存されます。例)Blue Prism 7.0.0の場合:C:\Users\'Username'\Appdata\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Extensions\lbnooplepikajpiphjgfoniaakpclemh

    7.0.0.0_0フォルダー内のすべてのファイルを選択し、ZIPファイルに追加します。

  3. Chromeを開きます。
  4. メニュー(...)アイコンをクリックし、[その他のツール]>[拡張機能]を選択します。

    chrome://extensionsに既存の拡張機能が表示されます。

  5. インストーラーを使用してBlue Prismをインストールした場合は、このページにBlue Prism拡張機能が表示されます。これはマネージ拡張機能(管理アイコンが表示)であるため、このページからこの拡張機能を削除したりオフにしたりすることはできません。

  6. スライダーを使用してページをデベロッパーモードに切り替えます。
  7. エクスプローラーで拡張機能のZIPファイルに移動し、Chromeデベロッパーページにドラッグアンドドロップします。

    拡張機能がインストールされ、ページに表示されます。

  8. デベロッパーモードスライダーを使用して、標準モードにページを切り替えます。

拡張機能をインストールしたら、デベロッパーモードをオフにします。ブラウザーをデベロッパーモードのままにすると、セキュリティリスクが生じる可能性があります。

Chromeブラウザー拡張機能レジストリキー

Blue Prismインストーラーを使用してブラウザー拡張機能をインストールすると、以下のレジストリキーが適用され、ブラウザーにBlue Prism拡張機能を追加するように指示します。

ブラウザーの拡張機能を個別にインストールする場合、またはネットワークの制限によって上書きされる場合など、インストーラーによって適用されるレジストリ値が保持されない場合は、グループポリシーやローカルセキュリティポリシーなどの代替するデプロイメントメソッドを使用して設定を適用できます。

新規インストール:強制インストールリストにキーがない場合 -> 1

機能を変更:インストール済みのものが見つかった場合 -> 以前にインストールされた拡張機能と同じキー

強制インストールリスト(ウイルススキャナー)にすでにキーがある場合は、キー番号が自動的に増やされます

レジストリキー

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Policies\Google\Chrome\ExtensionInstallForcelist

名前

1(または次に利用可能な番号)

タイプ

REG_SZ

データ

7.0.2:hpaajmgfhgakaamoopdhieneihpmeapm;https://clients2.google.com/service/update2/crx

7.0.1:hpaajmgfhgakaamoopdhieneihpmeapm;https://clients2.google.com/service/update2/crx

7.0.0:lbnooplepikajpiphjgfoniaakpclemh;https://clients2.google.com/service/update2/crx

ネイティブメッセージングホストのレジストリキー

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Google\Chrome\NativeMessagingHosts\com.blueprism.messaging

名前

デフォルト

タイプ

REG_SZ

データ

C:\ProgramData\Blue Prism Limited\Blue Prism\com.blueprism.messaging-manifest.json

Chrome Blue Prism拡張機能を削除する

ブラウザーオプションを使用して削除する

拡張機能のオプションから[Chromeから削除]を選択します。

Blue Prismインストーラーを使用して削除する

Blue Prismインストーラーを実行し、[高度なインストール]ページで[機能を変更]を選択して、Chrome拡張機能の選択を解除します。

レジストリキーが削除され、拡張機能が削除されます。または、レジストリエディターを使用してレジストリキーを手動で削除します。

ローカルセキュリティポリシーまたはグループポリシーを使用して削除する

Blue Prism Chrome拡張機能をアンインストールするには、指定されたレジストリキーから値を削除するか、関連する設定が不要な場合はキー全体を削除します。