インストールのトラブルシューティング

既存のHub環境にDecisionをインストールする

4.5にHubをインストール/アップグレードしたときにDecisionを追加しませんでしたが、今は使用したいと考えています。どのようにインストールすればよいですか?

SSL証明書を作成する」と「Blue Prism Decision Model Serviceコンテナをインストールする」のステップを実行する必要があります。次に、Hubのappsetting.jsonファイルをDecision接続文字列で更新する必要があります。

以下で、Hubのappsettings.jsonファイルの更新方法を説明します。提供された情報のみを修正するよう注意する必要があります。その他の変更を行うと、既存のシステムが壊れるおそれがあります。appsettings.jsonファイルへの変更は、Blue Prismと連携して行い、システムが確実にサポートされるようにする必要があります。

appsetting.jsonファイルを更新してDecisionを含めるには、以下を実行します。

  1. Windows Explorerを開き、C:\Program Files (x86)\Blue Prism\Hub\appsettings.jsonに移動します。

    これはデフォルトのインストール場所です。カスタムの場所を使用した場合はその場所に移動します。

  2. appsettings.jsonファイルをテキストエディターで開きます。
  3. ファイルで次のセクションを見つけます。

    コピー
    "BluePrismDecision": {
        ...
        "ConnectionString": "",
        ...
    }

    これは、BluePrismDecisionで表示できる唯一の設定ではありません。ただし、変更が必要なのはこれだけです。

  4. PowerShellのBlue Prism Data Protectorツールを使用してDecisionデータベースの接続文字列を作成し、暗号化します。たとえば、次のようになります。

    SQL認証を使用する場合:

    コピー
    .\BluePrismDataProtector.Console.exe protect -v "Data Source=[SQL Server];Initial Catalog=BluePrismDecisionDB;User Id=[user name, for example, sqladmin];Password=[password];Max Pool Size=500;MultiSubnetFailover=True;" -p ".\"

    Windows認証を使用する場合:

    コピー
    .\BluePrismDataProtector.Console.exe protect -v "Data Source=[SQL Server];Initial Catalog=BluePrismDecisionDB;Integrated Security=True;Max Pool Size=500;MultiSubnetFailover=True;" -p ".\"

    置換する部分:

    [SQL Server]= データベースをホストするSQL Server。

    [sqladminのようなユーザー名]= SQLユーザー名 (SQL認証のみ)

    [password]= SQL ユーザーのパスワード(SQL認証のみ)

    必要に応じて、[Initial Catalog]パラメーターに別のデータベース名を入力できます。デフォルトの名前は「BluePrismDecisionDB」です。

    上記の設定で入力する値は、Hubのインストールウィザードの[Blue Prism Decision SQL接続を構成]画面のものと同じです。

    HubにDecisionプラグインをインストールすると、Decisionデータベースが作成されます。

  5. Hubのappsettings.jsonファイルのConnectionString設定の横にある""の間に暗号化した文字列をコピーします(ステップ3を参照)。
  6. ファイルを保存します。
  7. 同じappsettings.jsonファイルで次のセクションを見つけます。

    コピー
    "BluePrismDecisionSettings": {
        "Certificate": {
            "CertificateThumbprint": ""
        },
        "DruidModelServices": {
            "v1": ""
        }
    }
  8. CertificateThumbprint設定の横にある""の間に、SSL証明書のサムプリントを入力します。

    Windowsを使用している場合は、[コンピューター証明書の管理]を使用して、[詳細]タブで証明書とサムプリントをダブルクリックすると、サムプリントを見つけることができます。

  9. v1設定の横にある""の間に、Blue Prism Decision Model Service コンテナのURLを入力します。
  10. ファイルを保存して閉じます。
  11. Hubを再起動します。

    1. Internet Information Services(IIS)マネージャーを開きます。

    2. 接続のリストで、Blue Prism - Hubを選択します。

      これはデフォルトのサイト名です。カスタムサイト名を使用している場合は、適切な接続を選択します。

    3. [Webサイトの管理]コントロールで[再起動]をクリックします。

  12. Decisionをホストファイルに追加します。詳細については、「Decision DNSの解決」を参照してください。

次のステップでは、DecisionプラグインをインストールするDecisionプラグインへのアクセスを構成するを完了します。ただし、プラグインをインストールする前にアプリケーションプールBlue Prism – HubのログインにSQL Serverの許可「dbcreator」または「sysadmin」を一時的に提供する必要があります。このログインは、Hubのインストール時に選択したオプションによって異なります。

  • SQL Server認証:インストール時に指定されたSQLユーザー。
  • Windows認証:アプリケーションプールBlue Prism – Hubに関連付けられたWindowsのサービスアカウント。

HubにDecisionプラグインをインストールすると、Decisionデータベースが作成されます。その後、許可「dbcreator」または「sysadmin」を削除します。

OpenSSL スクリプトでエラーが発生する

OpenSSL スクリプトでエラーが発生した場合は、パス環境変数にOpenSSLを追加してから、再度スクリプトを実行します。

  1. Windowsのタスクバーから、[コントロールパネル]を開きます。
  2. システムとセキュリティ]を選択し、次に[システム]を選択して[システムの詳細設定]をクリックします。

    [システムプロパティ]ダイアログが表示されます。

  3. 環境変数]をクリックします。

    [環境変数]ダイアログが表示されます。

  4. システム変数]グループで、[パス]を選択し、[編集]をクリックします。

    [環境変数の編集]ダイアログが表示されます。

  5. 新規]をクリックし、新しい行にOpenSSLへのパスを入力します。デフォルトの場所は、C:\Program Files\OpenSSL-Win64\binに設定されています。
  6. OK]をクリックして変更を保存します。