Interact 4.0 – 2020年9月

このリリースノートは、オンプレミス構成で提供されるBlue Prism Interact(Interact)の4.0リリース用です。

重要なお知らせ

このリリースをインストールする前に、制限事項のセクションを確認してください。

機能強化

このバージョンのInteractには、次の新機能と機能強化が導入されています。

説明

Interactはサポート性を確保するために.NET Core 3.1に移行されました。

[送信]タブに新しい受信トレイ機能が追加されました。受信トレイは、人間とDigital Workerのコラボレーションを可能にする場所です。送信はInteract Web APIサービスを使用して受信トレイに移動されます。これにより、ユーザー(人間)はDigital Workerと協力して、要求された情報を更新し、返されたコンテンツを確認することで応答できるようになります。

インストールプロセスの管理と調整のために、Interactインストーラーが追加されました。以前のインストールでは、Blue Prismコンサルタントが必要でした。

セキュリティを強化するため、このリリースでInteractにコード難読化が導入されました。

Interactのappsettings.jsonの秘密情報がすべて暗号化されるようになりました。

負荷分散インフラストラクチャがInteractでサポートされるようになりました。

修正と改良

以下の表に、Interactのこのリリースで加えられた修正と改良を示します。

説明

Interactのオンプレミスバージョンをサポートするため、クラウドサービスは廃止予定であり、代替のサービスはRabbitMQメッセージブローカーやファイルサービスです。

Kentoフォントを使用する日本語以外のすべての言語のフォントが、ユーザーインターフェイスでRobotoに変更されました。

制限事項

以下の表に、Interactのこのリリース内の制限を示します。

テーマ 説明 回避策
IADA 数値要素は「テキスト」形式でBlue Prismキューに送られます Blue Prism内で一度数値にキャストを行う
送信を取得 [送信を取得]Web APIサービスを使用する場合、数値要素は「テキスト」形式で送られます Blue Prism内で一度数値にキャストを行う
送信を取得 Get Submission Web APIサービスを使用して[日付]要素を取得すると、日付が「DateTime」形式で返されます Blue Prism内で一度テキストにキャストを行います。Interact内のさまざまな日付形式をサポートするには、テキストの使用を推奨します
送信を作成 Web APIサービスを使用して新しい送信を作成する場合、[数値]要素が空白のままのとき、送信は成功しません 数値が設定された数値要素フィールドを送信します
送信を作成 Web APIサービスを使用して新しい送信を作成する場合、[ラジオグループ]要素が空白のままのとき、送信は成功しません 値が設定されたラジオグループ要素フィールドを送信します
送信を作成 Web APIサービスを使用して新しい送信を作成する場合、[アップロード]要素を使用すると何も返送することはできません なし、ロードマップ機能
送信を編集 Web APIサービスを使用して送信を編集する場合、[アップロード]要素を使用すると何も返送することはできません なし、ロードマップ機能
Interactフォームの優先度とSLA 優先度とSLAはInteractフォームクリエーターで設定できますが、IADAの[次の優先度のアイテムを取得](GNPI)機能はオンプレミス構成では使用できないため、このリリースでは重要ではありません。 適用不可
ルール Blue PrismからInteractフォームを更新する場合、ルールは強制されません。たとえば、フラグが設定されているときに非表示フィールドを表示するルールは、更新時にフラグが正しく設定されていると起動されません。フィールドが読み取り専用でない場合、ユーザーはフィールド内をクリックしフォーム内の別の場所をクリックすると、適用されたルールを確認できます Interact APIオブジェクトの[構成を更新]アクションを使用して、いくつかのルールを置き換えることができます。
検証 Blue PrismからInteractフォームを更新する場合、正規表現や文字列の長さなどのその他の検証は実行されません。フィールドが読み取り専用でない場合、ユーザーはフィールド内をクリックしフォーム内の別の場所をクリックすると、適用されたルールを確認できます なし

これらの新機能を使用するには、「Interactユーザーガイド」「」を参照してください。