ワイルドカードと正規表現
ワイルドカード
ワイルドカードを使用すると、1つの特殊文字で単語の欠けている部分を表すことができます。
文字 |
説明 |
---|---|
* |
任意の文字や文字の連続(空のシーケンスも含む)といった任意の値または英数字または記号を表します。たとえば「calc*」で検索すると、「calc」、「calculation」、「calcutta」、「calcium」のすべての単語にマッチします。 |
? |
単一文字を表します。たとえば、「an?」 は「and」、「ant」、「any」、「ann」のいずれかにマッチします。 |
# |
数字を表します。たとえば「Decision#」は「Decision1」、「Decision2」、「Decision3」…「Decision9」のいずれかにマッチします。 |
正規表現
Blue PrismではMicrosoft .NETの正規表現クラスを使用します。正規表現パターンは特殊な構文または言語で表され、Perl 5の正規表現と互換性があります。
次の表は正規表現検索で最も一般的に使用されるメタ文字の一部を示しています。次の文字を機能ではなく文字として正規表現の中で使用するには、その前にエスケープ文字(\)を付ける必要があります。
文字 |
説明 |
---|---|
\ |
エスケープ文字。このリストに含まれる他の文字の前に使用して、その機能でなく文字そのものとして使用します。たとえばアスタリスクを示すには、「\*」と記述します。 |
[ ] |
文字グループの定義に使用します。たとえば[a-z]は任意の小文字にマッチします。 |
( ) |
部分式グループを定義するために使用されます。たとえば「a(bc)d」は「abcd」の「bc」にマッチしますが、「fbcd」の「bc」 にはマッチしません。 |
. |
ワイルドカード文字。改行記号「\n」以外の任意の1文字にマッチします。「\n」を含む任意の文字とマッチさせるには、「[\s\S]」のようなパターンを使用します。 |
* |
前の要素または部分式に0回以上マッチします。たとえば「zo*」は「z」と「zoo」にマッチします。*は{0,}と同等です。 |
+ |
前の要素または部分式と1回以上マッチします。たとえば「zo+」は「zo」と「zoo」にマッチしますが、「z」にはマッチしません。+は{1,}と同等です。 |
? |
前の要素または部分式に0回または1回マッチします。たとえば「do(es)?」 は「do」または「does」における「do」にマッチします。?は{0,1}と同等です。 |
{ } |
修飾子グループを定義するために使用されます。修飾子グループは、要素または部分式が一致する回数を定義します。たとえば「o{2}」は「Bob」の「o」とマッチしませんが、「food」の「o」のダブルインスタンスにはマッチします(結果として「oo」を返します)。 |
^ |
文字列の先頭がマッチ。 |
$ |
文字列の末尾または改行の前がマッチ。 |
| |
代替構成体を定義するために使用されます。「|」文字のどちらかの側にある2つのパターンのいずれかにマッチ。たとえばgr(a|e)yはgrayまたはgreyにマッチします。 |
正規表現の使い方
正規表現と利用可能なすべてのオプションの詳細については、Microsoftオンラインドキュメントの「.NETの正規表現」および「正規表現言語 – クイック リファレンス」ページを参照してください。正規表現エンジンはデフォルトのオプション設定で呼び出されます。