レポーティング

MIレポーティング

ダッシュボード情報は、Blue Prismデータベースに保存されている情報に基づいています。各ダッシュボードタイルのソースデータは、データベーススキーマ内の特別な管理情報テーブルからデータを取得する個々のSQLサーバーストアドプロシージャ(保存されたクエリ)です。タイルのデータソースの詳細については、「データソース」を参照してください。

総じて管理情報(MI)と呼ばれるデータのソーステーブルは、[レポーティング]画面で使用率および生産性の統計が有効になったときにデータが取り込まれます。

MIデータを格納するデータベースには、以下の3種類のテーブルがあります。

  • 日次生データ - 当日の使用統計を含みます
  • 日次連結データ - 定義された日次保持期間の連結統計を含みます
  • 月次連結データ - 定義された月次保持期間の連結統計を含みます

日時生データテーブルには、使用状況と生産性の統計情報の収集を有効にすることによってデータが取り込まれます。統計の記録を有効にするには次の操作を行います。

  • [システム] > [レポーティング]の順にクリックします。これにより、[MIレポーティング]設定が表示されます。
  • 統計収集を有効にするには、[使用率と生産性の統計を収集]チェックボックスをオンにします。

MIデータ更新設定

統計の収集が有効になっている場合は、統計データを更新するタスクを制御する2つのオプションがあります。更新タスクは、集約された日次生データテーブルからデータを移動し、それを日次および月次の連結データテーブルに転送します。

  • 毎日指定した時間に統計を自動で更新する
    • Blue Prismサーバーサービスを使用して更新タスクを実行する
    • 生テーブルから統合テーブルにデータを移動する
    • 保持設定を超えたデータを削除する
  • 外部ツールを使用して統計を更新する
  • Blue Prismを使ってMI統計を自動更新しない場合は、ストアドプロシージャ「usp_RefreshMI」を毎晩実行するように構成できます。このためのオプションは次のとおりです。

    • SQL Serverエージェントを使用してスケジュールされたタスクを設定する
    • Windowsのスケジュールされたタスクを使用してSQLCMDユーティリティを介してストアドプロシージャを実行する
    • 「データ - SQL Server」ビジュアルビジネスオブジェクトを使用するBlue Prismプロセスの設計とスケジューリングを行う

保持期間の設定

毎日および毎月のデータセットは、定義された期間保持できます。正確な日数と月数は、[MIレポーティング]設定ページのスピンコントロールを使用して設定できます。これらの設定に対する変更は、[適用]ボタンを使用して適用する必要があります。

日数と月数によって、日次と月次の連結データテーブル内に保持されるデータ量が決まります。定義された保持期間設定を超えるデータは、データが更新されると自動的に統合テーブルから削除されます(「MIデータ更新設定」を参照)。日次更新ジョブが起動すると、日次生データテーブルのデータが日次連結データテーブルに転送され、その後日次生テーブルは空になります。

組み込みレポート

システムレポートを使用すると、システム管理者はインストールの分析とデバッグに使用できる有用な情報を収集できます。

レポートを実行するには、リストから必要なレポートを選択して[生成]ボタンをクリックします。生成されたレポートは、必要な場所に保存します。

次のレポートを使用できます。

  • 役割 - システム内のすべての役割、許可、割り当て、ユーザー。
  • システム - システム、プロセス、ビジネスオブジェクトの一般ステータス。
  • ログ - 高ログに設定されているステージの数と割合。
  • 環境のサマリー - インタラクティブクライアント、サーバー、リソース、ドメイン、BPバージョンの詳細を含む環境データ。
  • ランタイムリソースサマリー - ロギングレベル、プールメンバーシップ、リソースの関連スケジュールなど、現在の環境におけるすべてのランタイムリソースについての情報。