データソース
SQLストアドプロシージャはタイルで使用されるデータを提供します。タイルコンフィギュレーターで検出されるようにするため、ストアドプロシージャには適切な名前を付ける必要があります。
- BPDS_I:BPDS_Iという命名プレフィックスのデータソースは、ソフトウェアに組み込まれている内部データソースを表すために予約されています。
- BPDS:BPDSという命名プレフィックスのデータソースは、ソフトウェアに付属のSQL Serverストアドプロシージャを表すために予約されています。
- カスタムストアドプロシージャには、このプレフィックスを付けて命名しないでください。また、既存のストアドプロシージャは、Blue Prismの指示がある場合を除き変更しないでください。
- Blue Prismが作成したストアドプロシージャでない場合、Blue PrismはBPDSというプレフィックスが付いたストアドプロシージャを認識しません。
- これらのプロシージャに対する手動の変更は、今後の更新プログラムによって上書きされる可能性があります。これらのストアドプロシージャにカスタムの変更が必要な場合は、カスタムデータソースに適切なプレフィックスを付けてプロシージャのコピーを作成します。
- DS:DSというプレフィックスは、ダッシュボードタイル用に作成されたすべてのカスタムストアドプロシージャに必須のプレフィックスです。
これらのプロシージャをパラメーター化することで、これらに複数のチャートタイルを関連付け、それぞれに異なるパラメーターセットを指定できます。たとえば、異なるキューのグループに同じビューを提供できます。
カスタムデータソースを作成する
データベースに新しいストアドプロシージャを手動で作成する場合は、Blue Prismユーザーが使用できるようにする必要があります。これを行うには、bpa_ExecuteSP_DataSource_customという名前のBlue Prism SQLセキュリティの役割を拡張します。
GRANT EXECUTE ON OBJECT::[ストアドプロシージャ名] TO bpa_ExecuteSP_DataSource_custom;
例:
GRANT EXECUTE ON OBJECT::dbo.DS_DailyProductivity TO bpa_ExecuteSP_DataSource_custom;
あるいは、あるBlue Prism環境からタイルをエクスポートして別のBlue Prism環境にインポートすると、インポート先の環境でセキュリティの役割が自動的に拡張されます。
タイルデータ形式
タイルで使用されるデータは、Blue Prismデータベースに必ず存在するストアドプロシージャから派生します。このストアドプロシージャは、テーブル内のデータを返すためにチャートタイルに使用したデータテーブルを返す必要があります。返されるデータの最初の列はチャートのラベルを表し、それ以降の列は1~nの一連のデータを表します。
たとえば、ステータス別のキューボリュームを返すプロシージャは、次のように作成できます。
with results as (
select a.name as Queue, b.state, COUNT(*) as number
from BPAWorkQueue a inner join BPVWorkQueueItem b on b.queueid=a.id
group by a.name, b.state)
select Queue, [1] as Pending, [3] as Deferred, [4] as Completed
from results pivot (sum(number) for state in ([1], [3], [4])) as number;
Blue Prismで実行されると、これは以下を返します。
新しいストアドプロシージャを本番環境で使用する前に、システムパフォーマンスの問題を回避するため、実際のデータセットでクエリのパフォーマンスをテストする必要があります。