DocsGoogle Sheets VBO
Google Sheets VBOにより、Blue PrismでGoogle Sheetsのスプレッドシートを作成および更新できるようになります。これにより、Blue Prismを単一のセルまたはセルの範囲と連携させ、それらのセルの値や数式を取得および設定できるようになります。
VBOには次のアクションが含まれています。
- データを追加 - 指定のデータを指定したセルまたはセルの範囲に追加します。
- 範囲をクリア - 指定したセルまたはセルの範囲からすべてのデータを消去します。
- 範囲の値を取得 - 単一のセルまたはセルの範囲から値または数式を取得します。
- 範囲の値を設定 - 単一のセルまたはセルの範囲に値または数式を設定します。
- ワークブックを作成 - Google Sheetsに新しいドキュメントを作成し、そのSheet IDを返します。
本文書では、ユーザーがVBOをインストールおよび設定できるように手順を紹介し、使い方を説明します。
前提条件
Google Sheets VBOを構成して使用するには、Google Sheets APIが有効なGoogleアカウントが必要です。該当するアカウントのGoogle Sheetsにアクセスするために必要な環境変数を構成するには、関連付けられているGoogleクライアントIDとGoogleクライアントシークレットが必要です。
APIを有効化し、GoogleアカウントのクライアントIDとシークレットにアクセスするには、次のサイトをご覧ください。https://developers.google.com/sheets/api/quickstart/go
インストールと設定
VBOを使用する各デバイス、すなわちランタイムリソースと関連する開発者用マシンで次を実施します。
Blue Prismインストーラーを実行し、［カスタムインストール］ページから［Google Sheets自動化］を選択します。
環境内の単一のデバイスで以下を実施します。
- オブジェクトストアで利用できるようにVBOをインポートする
- Blue Prismで以下2つの環境変数を作成します。
-
名前
値
Google Sheets APIクライアントID
ユーザーのクライアントID
Google Sheets APIクライアントシークレット
ユーザーのクライアントシークレット
変数名は上のテキストと完全に一致する必要があり、大文字と小文字が区別されます。
VBOを使用する
VBOには、アクションステージでビジネスオブジェクトとして選択されているときに利用できる次のアクションが含まれます。
- 範囲を取得 - Google Sheetsドキュメントの範囲から値のコレクションを取得します。
- 範囲の値を設定 - Google Sheetsドキュメントに値の範囲を設定します。
- データを追加 - シートにあるテーブルに指定のデータを追加します。指定の範囲に基づいてプログラムでテーブルを検出し、テーブルの末尾にデータを追加します。
- 範囲をクリア - 指定した範囲の値をすべてクリアします。
- ワークブックを作成 - 新しいGoogle Sheetsドキュメントを作成し、そのGoogle Sheet IDを返します。
既存のスプレッドシートと連携するには、正しいシートに接続するアクションの入力パラメーターとしてGoogle Sheet ID番号が必要です。Google Sheet IDはインターネットブラウザーのアドレスバーにあります。
VBOについての詳細は、Blue Prismコンソールの
［ヘルプ］ > ［APIドキュメント］からアクセスするAPIドキュメントを参照してください。
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