新着情報
各リリースで導入された新機能の概要です。各リリースの詳細については、リリースノートを参照してください。
バージョン6.10
新しいオプションのAuthentication Gatewayコンポーネントは、Azure Active Directory、Okta、OneLoginなどの外部IDプロバイダーの使用を可能にすることで、プラットフォームのユーザー認証機能を拡張します。
Blue Prism Authentication Gatewayの主な機能は次のとおりです。
- マルチ認証環境で構成されたBlue Prismデプロイメントでの使用がサポートされています。(シングル認証Active Directoryシングルサインオン環境では使用できません。)
- ネイティブでは、Authentication GatewayはOpenID Connectを使用してIDプロバイダーと統合します。また、SAML 2.0を使用するオプションも、Digital Exchangeから利用できる別途ライセンスされた拡張機能を介して提供されます。
- Authentication Gatewayがインストールされると、Blue Prismで外部認証が有効になり、ユーザーは、ユーザー作成プロセス中に外部IDプロバイダーから一意のユーザーIDを追加して、外部認証を使用するように構成されます。
- マルチ認証デプロイメントで提供されるユーザーマッピングメカニズムと同様に、ユーザーは、Blue Prism内の役割と権限に個別にマッピングされます。外部IDプロバイダーのグループメンバーシップに基づいてユーザーをマッピングすることはできません。
- マルチ認証環境にある既存のBlue PrismネイティブユーザーやActive Directoryユーザーは、一方通行のユーザー変換によって外部認証を使用するように変換できます。
詳しくは、「Blue Prismでの認証」および「Authentication Gateway」を参照してください。
次の機能強化が行われ、Chrome、Edge、Firefoxブラウザーの自動化機能が改善されました。
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アプリケーションモデラーからChrome、Edge、Firefoxブラウザーを起動すると、Blue Prismはそのブラウザーに正しいブラウザー拡張機能がインストールされているかどうか検出しようとします。ブラウザー拡張機能が見つからない場合、またはインストールされているバージョンが使用中のBlue Prismバージョンと互換性のない場合、画面上のメッセージでユーザーに通知されます。
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複雑さを軽減するため、Blue Prismブラウザー拡張機能のバージョン管理は、6.10以降のBlue Prismソフトウェアバージョンパターンに従います。たとえば、6.10.0で使用するブラウザー拡張機能の最初のリリースは、6.10.0.0です。
Blue Prismインタラクティブクライアントのユーザーインターフェースとオンライン製品ヘルプが、ラテンアメリカ系スペイン語で利用可能になりました。Blue Prismのユーザーインターフェースおよびオンラインヘルプは、自動的にオペレーティングシステムの構成済みロケールで表示されます。また、必要な言語はBlue Prismのログイン画面でも選択できます。
この機能強化の一環として、[システム] > [カレンダー設定]で該当する地域を選択すると、メキシコの祝日がカレンダーで使用できるようになりました。
Blue Prismのパフォーマンスと使いやすさを向上させるため、次の機能強化が行われました。
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プロセスおよびオブジェクトスタジオでプロセスまたはオブジェクトを開くと、使用可能なすべての環境変数の名前のみがローカルにロードされ、キャッシュされます。詳細がロードされるのは、プロセスまたはオブジェクトで参照される環境変数のみです。以前は、プロセスおよびオブジェクトスタジオでプロセスまたはオブジェクトを開くと、すべての使用可能な環境変数のすべての詳細が読み込まれ、読み込み時間に影響がありました。
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リリースパッケージを作成または変更する場合に、依存関係を選択するオプションに、関連するすべての直接および間接コンポーネントが表示されるようになりました。以前は、リストには直接参照されたもののみが表示されました。ユーザーがアクセスできるコンポーネントのみが表示されます。
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ユーザーは、[式のテストウィザード]ウィンドウ上で式を直接編集できるようになりました。このウィンドウは、ステージのプロパティウィンドウで[式を評価]ボタンをクリックすると表示されます。ステージのプロパティウィンドウの式は、編集が完了すると更新されます。以前は、[式のテストウィザード]ウィンドウにテスト値を入力できるだけで、式に実際に変更を加えるにはステージのプロパティウィンドウに戻る必要がありました。
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ユーザーは、各ランタイムリソースにログインする必要なく、起動時にどのランタイムリソースがどのアプリケーションサーバーに接続されているかを識別できるようになりました。ランタイムリソースが接続されているアプリケーションサーバーの名前と、ランタイムリソースが実行されているポートが[環境のサマリー]システム レポート([システム] > [レポーティング] > [環境のサマリー] > [レポートを作成])に表示されるようになりました。
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[オブジェクト/プロセスを作成ウィザード]には、新しく作成したアイテムを開くためのオプションが追加されました。以前は、作成後にツリーをナビゲートし、オブジェクトまたはプロセスを手動で開く必要がありました。
バージョン6.9
次の機能強化が行われ、Chrome、Edge、Firefoxでのアプリケーション自動化の際の機能が改善されました。
- Blue Prismブラウザー拡張機能の新しいバージョンは、Blue Prismインストーラーから、およびChrome、Edge、FirefoxのWebストアからインストールできるようになりました。詳細
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ユーザーはアプリケーションナビゲーターを使ってWebページのHTMLツリービューを表示し、Chrome、Edge、FirefoxブラウザーでWeb要素を選択できるようになりました。詳細
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オブジェクトスタジオのアプリケーションモデラーの新しい[Web CSSセレクター]属性では、ブラウザー自動化でWeb要素と連携する際の柔軟性が向上しました。
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ユーザーはBlue Prismの1つのインスタンスから、同じタイプの複数のブラウザーインスタンスをスパイして操作できます。新しい一意のトラッキングIDがさまざまなステージに追加され、ユーザーが複数のブラウザーウィンドウを利用可能な場合に、特定のブラウザーウィンドウへのスパイを制限できるようになりました。
- ユーザーはBlue Prismの複数のインスタンスを開き、同じデバイス上で複数のブラウザーインスタンスを競合することなくスパイすることもできます。
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新しい[HTMLを取得]アクションが[読み取り]ステージに追加され、ブラウザー拡張機能使用時に、正常に要素との連携ができない場合、Web要素からHTMLが抽出できるようになりました。
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[ナビゲート]ステージの新しい[カーソルを置く]アクションは、ブラウザーベースのアプリケーションモデルを使って、ホバー状態を含むWebページ要素との連携を行う際にサポートします。
監査ログの使いやすさと検索機能が次のように改善されました。
- 新しく日付による検索が監査ログに追加されました。デフォルトで過去7日間のログのみ返すようになったことで、画面を開く際の所要時間が短縮されました。
- 特定の日付に記録されたログも、ユーザーが指定した検索語でフィルタリングできます。
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日付の並び替えが簡単になり、ユーザーがドロップダウンフィールドで日付を昇順または降順で並び替えできるように更新されました。
Blue Prismインタラクティブクライアント全体で以下の機能強化を行い、Blue Prismの全体的なアクセシビリティがさらに向上しました。
- 数値フィールドにマウスオーバー状態が追加されました。
- ボタン、テキストボックス、ラジオボタン、数値フィールドのマウスオーバー状態は、アイテムが選択されると解除されるようになりました。
- スタジオツリービューのキーボードナビゲーションが改善されました。ナビゲーションの順序は共通の並びとなり、画面に表示されている順序を反映するようになりました。
- オブジェクトとプロセススタジオで、ステージプロパティダイアログのキーボードナビゲーションも改善され、ナビゲーションの順序が共通の並びとなり、画面に表示されている順序を反映するようになりました。[書き込み]ステージのキーボードナビゲーション、[データ]ステージカレンダー、ドラッグアンドドロップに対する改善は今後のリリースで予定しています。
- .bpprocessと.bpobjectという2つの新しいファイル拡張子が、Blue Prismインストール時に自動的に関連付けられるようになりました。これにより、Windows Explorerでプロセスとオブジェクトをダブルクリックするだけで、Blue Prismにインポートできます。
- [スタジオ]、[コントロール]、[アナリティクス]、[システム]タブの左側のナビゲーションペインのレイアウトは、ユーザーがタブから離れ、その後再度開いたときにも保持されるようになりました。
シングル認証のActive Directory環境にアクセスできる管理者は、Active Directoryセキュリティグループのメンバーシップに基づいて役割を個々のユーザーに自動的にマッピングして、シングル認証のActive Directory環境を複数認証のActive Directory環境に切り替えられるようになりました。詳細
バージョン6.8
ユーザーがBlue Prismで認証できる方法が強化されました。さらに柔軟性が高まり、より複雑なActive Directory環境をサポートできるようになりました。新しいBlue Prismデータベースを作成する場合、管理者は次の2つのタイプの環境から選択できます。
- マルチ認証環境 - 既存のBlue Prismネイティブ認証で構築され、Blue Prismの個々のユーザーに対して役割がマッピングされる新しいActive Directory認証方法をサポートします。マルチ認証環境のActive Directoryユーザーは、適切なドメイン/フォレストとの信頼関係があれば、複数のドメインとフォレストに含めることができます。6.8からすべてのBlue Prismネイティブ認証環境が更新され、マルチ認証をサポートするようになります。詳細
- シングル環境認証 - ユーザーがActive Directoryのみを介してログインし、Active Directoryセキュリティグループに対して役割がマッピングされるActive Directory認証をサポートします。シングル認証環境のActive Directoryユーザーは、複数のドメインと単一のフォレストに含めることができます。これは、Blue Prismの以前のバージョンではActive Directoryシングルサインオンと呼ばれていました。詳細
Blue Prism Chromeブラウザーの拡張機能を介して、ChromiumベースバージョンのMicrosoft Edgeで提供されるアプリケーションおよびWebページとの統合がサポートされるようになりました。Microsoft EdgeのChromiumベースブラウザーを使用できるようにするには、Chromeストアから手動でBlue Prism Chrome拡張機能をインストールする必要があります。詳細
Blue Prismインタラクティブクライアントのユーザーインターフェースと製品ヘルプが、ドイツ語で利用可能になりました。Blue Prismを起動すると、日付、時刻、数字などの要素のローカライズされた形式を使用して、サポート対象の言語のオペレーティングシステムのロケールでユーザーインターフェースが自動的に表示されます。ログイン画面にドロップダウンも追加され、ユーザーはクライアントの言語を選択できます。製品ヘルプも、日本語、簡体字中国語、フランス語、ドイツ語に完全に翻訳されており、アクセスするとユーザーインターフェースの言語と一致します。
Blue Prismインタラクティブクライアントの次の領域にある左側のペインの上部に新しい検索ボックスが追加されました。これによりユーザーは、対応するナビゲーションツリーで既存のアイテムを簡単に検索およびフィルタリングできます。
- [スタジオ] > [プロセスおよびオブジェクト]
- [アナリティクス] > [タイルライブラリ]
- [システム] > [リリース - 管理]
- [システム] > [ワークフロー - ワークキュー]
- [システム] > [セキュリティ - ユーザー]
Blue Prismは現在、Blue Prismデータベースに対して認証を行う際に、統合Windows認証をサポートしています。これにより、Windows認証のみをサポートしているデータベースを使用するBlue Prismのデプロイメントにおいて、データゲートウェイが使えるようになります。この機能強化に対応するため、以下の画面で変更を加えています。
- データゲートウェイ - 設定 - データゲートウェイをBlue Prismデータベースに接続する際、Windows統合セキュリティを使用するオプションを使用できるようになりました。ユーザーは、SQLネイティブユーザーアカウント(Blue Prism認証情報レコードに保存されている)、またはWindows認証を使って、データゲートウェイをBlue Prismデータベースに接続できるようになりました。詳細
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サーバー構成の詳細 - BPServerの[詳細]タブにあった既存のデータゲートウェイ設定は、新しい[データゲートウェイ設定]タブに移動しました。この移動に伴い、[データゲートウェイプロセスポート]設定は[通信ポート]に名前を変更しました。また、Blue Prismデータベースへのアクセスに使用するWindows認証ユーザーを特定できるようになりました。詳細
- データゲートウェイ出力ウィザード - 新しいページが追加され、ユーザーは選択した出力タイプに含めるセッションログフィールドを選べるようになりました。詳細
ユーザーがプロセスおよびオブジェクトスタジオのステージを簡単に比較できるよう、1つのプロセスまたはオブジェクトで、複数ステージのプロパティダイアログが同時に開けるようになりました。詳細
Blue Prismのユーザーインターフェースの全体的な使いやすさを改善するために、Blue Prismインタラクティブクライアント全体に次のとおり多数の拡張機能が導入されました。
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ボタン、テキストボックス、ラジオボタンをカーソルやキーボードを使って選択すると、黄色のハイライトで表示されるようになりました。
- ボタン、テキストボックス、ラジオボタンにマウスオーバーしたときの状態が新しく変更されました。
- プロセスおよびオブジェクトスタジオでは、現在選択中のページのタブは、青色のバックグラウンドに白字でハイライト表示されます。
- コントロールルームでは、パネル間の仕切りにマウスオーバーするとグレーになり、カーソルでフォーカスすると黄色にハイライト表示されます。ユーザーが別のタブに移動したり、別の環境にログインしたりした後にコントロールルームに戻った場合でも、仕切りの位置が維持されるようになりました。
バージョン6.7
Blue Prismアプリケーションサーバーでは、一部の情報をローカルの構成ファイル内に保存しています。これには、データベースコネクティビティや暗号化方式のデータが含まれます。構成ファイル内のデータを高いレベルで保護するために、証明書の暗号化を使用してBlue Prismアプリケーションサーバーの構成データを安全なものにできます。証明書の暗号化によってサーバー構成の暗号化が堅牢になり、悪意のあるユーザーが顧客のデータにアクセスするリスクを低減できます。
Blue Prismアプリケーションサーバー構成に証明書の暗号化を使用する方法の詳細は、「サーバー構成ファイルの暗号化設定を構成する」を参照してください。
新規サーバーベースHTML5バージョンのヘルプは、機能が拡張され使い心地が向上した、アクセスしやすい最新のユーザーインターフェースを提供します。この新規ヘルプは複数のデバイスで表示可能で、応答性に優れた柔軟なレイアウトとなっています。ヘルプは製品リリースに含まれなくなったため、コンテンツを必要に応じた形態とタイミングで更新でき、情報は正確かつ最新で、ユーザーのニーズに対応できるものとなっています。
リリースノート、インストールガイド、その他の機能ガイドなどは、現在ではオンラインヘルプでアクセスできます。コンテンツは、日本語、中国語、フランス語が利用可能で、Blue Prismのユーザーインターフェースで選択した言語が自動で反映されます。すべての言語のオンラインヘルプには、次のリンクからアクセスできます。
このヘルプリリースの詳細については、「ヘルプのバージョン」を参照してください。また、ヘルプシステムの機能の詳細については、「ヘルプを使用する」を参照してください。
Blue Prismインタラクティブクライアントのユーザーインターフェースと製品ヘルプが、フランス語で利用可能になりました。Blue Prismを起動すると、日付、時刻、数字などの要素にローカライズされた形式を使用して、サポートされている言語のオペレーティングシステムのロケールでユーザーインターフェースが自動的に表示されます。ログイン画面にドロップダウンも追加され、ユーザーはクライアントの言語を選択できます。製品ヘルプも、日本語、簡体字中国語、フランス語に完全に翻訳されており、呼び出されるとユーザーインターフェースの言語と一致します。
Blue Prismに[Digital Exchange]タブが追加されました。このタブをクリックすると、Blue Prism Digital Exchangeが開きます。
[マイプロフィール]タブでは、パスワードの変更やサインアウトが簡単にできます。
バージョン6.6
Blue Prismは連邦情報処理標準(FIPS)準拠のアルゴリズムを施行するデバイスと互換性があります。Blue Prismアプリケーションサーバー、インタラクティブクライアント、ランタイムリソースは、暗号化、ハッシュ、署名にFIPS準拠のアルゴリズムを使用するセキュリティポリシーがデバイスで有効になっているかどうかを確認します。
FIPS準拠のセキュリティポリシーが有効になっている場合。
- FIPS非準拠の暗号化方式は、インタラクティブクライアントの暗号化方式とワークキューシステム設定で選択できません。
- FIPS非準拠の暗号化方式は、アプリケーションサーバーの暗号化方式を構成するときに選択できません。すでにFIPS非準拠の暗号化方式で構成されているアプリケーションサーバーは実行されず、エラーをログに記録しません。
- ユーザーが構成した、FIPS準拠ではない方式を呼び出すAutomateCコマンドは実行できません。
- FIPS非準拠の暗号化方式でデータベースを参照するインタラクティブクライアントにログインしようとしたり、ランタイムリソースを開始したりしようとすると、アドバイザリーメッセージが表示されます。引き続きこういったデバイスにはログインできますが、暗号化方式が更新されるまで、FIPS非準拠の暗号化方式を参照するプロセスとオブジェクトは実行されません。
バージョン6.5
データゲートウェイはBlue Prismから外部システムにデータをプッシュする、使いやすい一元管理の方法を提供します。データは外部システムでモニタリング、レポーティング、長期保存のために使用されます。また、機械学習モデルにもフィードされます。詳細な構成メソッドによりデータを必要なターゲットに送信できます。Blue Prism環境について貴重なインサイトを得るために、データを可視化して分析できます。関連する各プロセスの自動化に類似機能を手動で構築する必要はありません。
Blue Prismデータベースの外部にデータを保存可能にすることにより、ユーザーはデータゲートウェイを使用して柔軟なデータストレージ要件をサポートできます。たとえば、Blue Prismデータベースの外部にすべてのセッションデータを保存する、データベースに比較的短期間データを保存する、長期データ保存のためにデータのコピーをプッシュする必要がある組織などが考えられます。
設定を適用し、データゲートウェイエンジンにより処理されるデータを決定します。また、構成により、データがプッシュされる出力が定義されます。セッションログ、パブリッシュされたダッシュボード、プロセスステージ、ワークキュー分析のデータを、さまざまな外部出力(HTTPエンドポイント、外部データベース、サードパーティ分析ツール、フラットファイル)に送信し、データアナリティクスとストレージを柔軟にコントロールできます。
データゲートウェイエンジンは、多数のLogstashコンポーネントを使用し、構成された出力にセッションログデータを送信します。
データゲートウェイを設定するには、アプリケーションサーバーにいくつかのLogstashコンポーネントをインストールする必要があります。このコンポーネントは、Blue Prismカスタマーポータルとは別のインストーラーで入手可能です。[サーバー構成]画面で、アプリケーションサーバーのデータゲートウェイを有効にし、そのアプリケーションサーバーがリッスンするポートも指定する必要があります。詳細
ワークキューのスナップショットは、定義された間隔でワークキューメトリックの定期的なスナップショットを取得し、現在のデータを以前のスナップショットのデータと比較して違いを分析し、傾向を追跡します。傾向をダッシュボードタイルで可視化したり、データゲートウェイに送ったり、管理情報や業務インテリジェンスツールなどの外部に出力したりすることで、次に対する理解を深めるための迅速で簡単な方法を提供できます。
- 作業対象アイテムのレベル
- 作業済みアイテムの数
- 例外の数
- キューボリュームの異常な急増
たとえば、ワークキューのスナップショットを使用して、現在の平均ケース期間を通常の月曜日の朝と比較したり、金曜日の朝に過去7日間にわたるキュー内のケース数の変動を追跡したりできます。
[設定] > [レポーティング]で、[使用率と生産性統計の収集]オプションを有効にする必要があります。
[システム] > [レポーティング] > [ワークキュースナップショット]で作成されたスナップショット構成は、データに含まれるキューと、スナップショットの取得頻度を決定します。すべてのスナップショットデータは28日間保存され、その後自動的に削除されます。
スナップショット分析
スナップショット比較データをダッシュボードタイルで可視化できるようにする2つのデータソースが利用可能です。
- キュースナップショットの比較 - 指定したメトリックの現在のデータを特定の日のデータと比較します。
- トレンドに対するキュースナップショット - 指定したメトリックの現在のデータを、選択済みの期間での計算された平均と比較します。
比較に使用できるメトリックの例は、合計アイテム、保留中アイテム、平均アイドル時間です。詳細
進化するネットワークインフラストラクチャとの互換性を確保するために、IPv6接続のサポートが導入されました。Blue Prismは、すべての接続でIPv4またはIPv6ネットワークプロトコルを使用する環境と、両方のプロトコルの組み合わせを使用するハイブリッド手法を使用する環境に導入できます。これにより、すべてのBlue Prismコンポーネント(ランタイム、クライアント、アプリケーションサーバー)が優先または最適なメソッドを使用して接続できます。
この機能をサポートするために、[Blue Prismサーバー構成ユーティリティ]の[バインディング]セクションが更新され、現在利用可能なホスト名またはIPv4アドレスのオプションに代わるものとしてIPv6アドレスを受け入れるようになりました。デバイスがIPv4接続とIPv6接続の両方をサポートするように構成されている場合、IPv6がデフォルトで使用されます。詳細
Blue Prismインタラクティブクライアントのユーザーインターフェースと製品ヘルプは、日本語と簡体字中国語で利用可能です。Blue Prismを起動すると、日付、時刻、数字などの要素にローカライズされた形式を使用して、サポートされている言語のオペレーティングシステムのロケールでユーザーインターフェースが自動的に表示されます。ログイン画面にドロップダウンも追加され、ユーザーはクライアントの言語を選択できます。製品ヘルプも、日本語および簡体字中国語に完全に翻訳されており、呼び出されるとユーザーインターフェースの言語と一致します。
ログインエージェントが更新され、SASプロキシが含まれるようになりました。これにより、必要に応じてプログラムでCtrl + Alt + Delキーシーケンスを送信できます。この機能を構成するための新しいオプションがログインエージェントインストーラーに追加されました。詳細
バージョン6.5はTesseract OCR V4.0.0と一緒にインストールされます。Tesseract OCRは、パターンマッチングと言語ベースの複雑なテキスト認識を活用し、画面上のテキストの読み取りとフォームラベルの識別を支援するために提供されています。
言語パック
Blue PrismにはTesseractの英語ファイルが付属しています。処理される他の言語の言語パックは、Tesseractが動作する各デバイスにダウンロードして配布する必要があります。
バージョン6.5より前のTesseract言語パックは、このリリースではサポートされていません。バージョン6.5にアップグレードする場合は、新しい言語パックをインストールする必要があります。この手順を完了する方法については、製品ヘルプで説明しています。言語パックは、https://github.com/tesseract-ocr/tesseract/wiki/Data-Filesからダウンロードできます。
動作設定
6.5へのアップグレードの一部として、Tesseract V4.0.0用の以下のオプションが[システム] > [設定]に装備されています。
- 0 - レガシーエンジン - V3.05.01の動作を模倣する互換モードでのみTesseract V4.0.0を動作させます - アップグレード後のトラブルシューティングに理想的です。
- 1 - ニューラルネットLSTMエンジンのみ - ロングショートタームメモリ(LSTM)に基づくニューラルネットワークシステムを使用するOCRエンジンでのみ動作します。
- 2 - レガシープラスLSTMエンジン - LSTMの追加サポートがある互換モードで動作します。
- 3 - デフォルト(利用可能なエンジンに基づく) - 現在インストールされているBlue Prismのバージョンで使用されているTesseractのバージョンに最適なエンジンを使用します。
Tesseractを以前のバージョンに戻す
Blue Prism 6.5は、以前のバージョンのBlue Prism v6で提供されていたTesseractのバージョンであるTesseract V3.05.01と連動するように手動で構成できます。
これは、Blue Prismのインストール場所にTesseract V3.05.01実行可能ファイルを追加することによって実現されます。これを行うには、Tesseractを使用する自動化を設計するために使用される各ランタイムリソースおよびインタラクティブクライアントで次のステップを実行してください。
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Blue Prism 6.5のインストール場所にあるTesseractフォルダーに移動します。
C:\Program Files\Blue Prism Limited\Blue Prism Automate\Tesseract\
カスタムインストール場所を使用している場合は、このパスを調整してください。
- tesseract-4.0.0.exeファイルを削除します。
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TesseractのV3.05.01バージョンの実行可能ファイルを追加します。このファイルは、6.0から6.4.2までのすべてのBlue Prismバージョンと同じインストール場所から入手できます。
V3.05.01 Tesseract実行可能ファイルのファイル名はtesseract.exeです。バージョン番号は含まれていません。
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[システム] > [設定]の[アプリケーションマネージャー設定]が[3 - デフォルト。利用可能なエンジンに基づく]になっていることを確認してください。
- Tesseract V3.05.01に適した言語パックをインストールします。
次にBlue Prismを起動すると、V3.05.01バージョンのTessaractが使用されるようになります。
Google Sheets VBOは、Google Sheetsとの連携を簡単に構成するメソッドを提供し、プロセス自動化によるスプレッドシートの作成と更新を可能にします。自動化は単一のセルまたはセルの範囲と連携して、指定されたセル内の値や数式を取得したり、設定したりできます。
VBOには次のアクションが含まれています。
- データを追加 - 指定のデータを指定したセルまたはセルの範囲に追加します。
- 範囲をクリア - 指定したセルまたはセルの範囲からすべてのデータを消去します。
- 範囲の値を取得 - 単一のセルまたはセルの範囲から値または数式を取得します。
- 範囲の値を設定 - 単一のセルまたはセルの範囲に値または数式を設定します。
- ワークブックを作成 - Google Sheetsに新しいドキュメントを作成し、そのSheet IDを返します。
Google Sheets VBOを構成して使用するには、Google Sheets APIが有効なGoogleアカウントが必要です。該当するアカウントのGoogle Sheetsにアクセスするために必要な環境変数を構成するには、関連付けられているGoogleクライアントIDが必要です。
実行するには、VBOが実行される各デバイスに、いくつかのDLLをローカルに配置する必要があります。簡単にデプロイメントできるように、Blue Prismインストーラーには、Google Sheets自動化コンポーネントをインストールし、これらのDLLを配置するためのカスタムインストールオプションが用意されています。詳細
バージョン6.4
Blue Prismのインテリジェントオートメーションスキルにより、組織はよりスマートで強力なデジタルワークフォースを作成して、ビジネス全体にわたってAI機能を最適化、民主化できます。これらのスキルを利用すると、運用の機敏性や生産性が向上し、組織がテクノロジーを使用する方法を変革してビジネス価値を推進できます。パートナーのエコシステムを通じてテクノロジーに簡単にアクセスできるようになり、人工知能機能、機械学習、分析のように真の運用の機敏性を提供するテクノロジーを組織がより簡単に利用できるようになりました。
Blue Prismインテリジェントオートメーションスキルは、外部のサービスや機能への事前構成された接続など、ブランド化されパッケージ化された機能アイテムであり、Blue Prismプロセスオートメーション内で使用できます。スキルパッケージには通常、Web API定義が含まれますが、API定義の使用をサポートするオブジェクト、プロセス、認証情報をいくつでも含めることもできます。パッケージをBlue Prismにインポートしてからオブジェクトやプロセスのステージとして使用すれば、必要なBlue Prismアイテムを作成、構成するというオーバーヘッドなしに、さまざまなテクノロジーと迅速で効果的に連携できるようになります。詳細
Web API機能は、公開されたHTTP APIを提供するシステムおよびサービスとネイティブに連携するための構成インターフェースを提供します。これにより、Blue Prismはこれらのサービスと連携して、自動化された業務プロセス内でこれらの外部システムにデータを提供したり、これらの外部システムが提供するデータやサービスを使用したりできます。Web API機能によって提供される機能を使用すると、最も一般的なサービスをBlue Prismで自動化できます。さらに、これらの機能を拡張すれば、コードステージを使用して、カスタマイズされたまたはより複雑なデータ構造や認証メカニズムに対応できます。詳細
Blue Prismは、Microsoft SQL Serverでホストされている包含データベースを利用する環境にデプロイできます。内蔵データベースは手動で作成および構成される必要があります。製品内の更新データベース機能を使用するのではなく、手動でアップグレードスクリプトを適用する必要がある場合もあります。詳細
バージョン6.3
Blue Prismは、専用のブラウザー拡張機能を利用して、Google ChromeとFirefoxを自動化するためのネイティブサポートを提供します。この拡張機能により、Blue PrismはChromeやFirefoxで表示されるWebページやアプリケーションと連携できます。
アプリケーションモデラーウィザードは、Chrome、Firefoxの各要素をスパイして遷移、読み取り、書き込みの各段階で使用できるようにする、新しいブラウザーベースのアプリケーション(ChromeとFirefox)のアプリケーションタイプで更新されました。拡張機能専用で使用するために、新しいWebページのスパイモードも導入されました。詳細
[マルチチーム環境]のサポートが導入され、ユーザーセキュリティの役割の許可をグループレベルで調整できるようになりました。これにより、オブジェクト、プロセス、リソースのグループに固有の許可を適用できるようになり、組織はBlue Prism内でますます複雑化するセキュリティ構成をモデル化できます。詳細
ランタイムリソースが受け取った重要な指示通信を検証する新しいメカニズムが導入されました。これにより、リスクエストするユーザーに特定のプロセスやリソースにリクエストをする権限があることを検証することで、ランタイムリソースがこのバージョンに導入されたより細かいセキュリティモデルを実行できるようになります。6.3より前のバージョンでは、アカウントの許可を使用し、評価される環境に対してランタイムリソースを認証していました。
この強化されたメカニズムはデフォルトで有効になっており、コントロールユーザーの許可を実施する[セッション管理]設定によって表されます。この設定を有効にすると、従来のプログラムコントロール(create、delete、start)が無効になり、createas、deleteas、startasに置き換えられます。
この設定が無効になっている場合、(コントロールユーザーではなく)ユーザーアカウントの許可を使用し、検証されるランタイムリソースを開始します。これは下位互換のためにのみ提供される機能であり推奨されません。また、ランタイムリソースをプログラムでコントロールするすべてのスクリプトは、推奨されるメカニズムを使用するように更新されます。
バージョン6.2
主要なクラウドAIサービスとのAPI統合が利用可能になり、一連のビジュアルビジネスオブジェクト(VBO)を介して使用できるようになりました。VBOは、Blue Prismポータルの[ドキュメント]セクションからZIPファイルとしてダウンロードできます。これらのVBOを介して利用できる統合を使用すれば、Blue Prismプロセスの自動化にさらに高いレベルのインテリジェンスを適用することができます。
次のAPI統合は、Blue Prism 6.2以降で使用できます。
- Google Cloud
- Natural Language
- Translation
- ビジョン
- Microsoft Cognitive Services
- Text Analytics
- Text and Speech Translation
- Language Understanding Intelligent Service(LUIS)
- Computer Vision
- IBM Watson
- Natural Language Understanding
- Language Translation
- Visual Recognition
Blue Prism 6は、デスクトップインストールのExcelおよびWord 2016での使用が認定されています。ExcelやWordと連携する自動化は、コア製品に含まれる専用のビジュアルビジネスオブジェクト(VBO)で使用できます。これらのVBOは、v6シリーズを通じて拡張および拡張される予定です。
専用のスパイモードとUIオートメーションナビゲーターの追加に伴い、Microsoft UIオートメーション(UIA)のネイティブサポートが導入されました。UIAは、ユーザーインターフェースに関するプログラム情報をWindowsアプリケーションが提供および利用できるようにするアクセシビリティフレームワークです。UIAでは、自動化を作成する際の速度、精度、耐障害性が、アクティブアクセシビリティ(AA)よりも向上しています。AAはネイティブのスパイモードとして引き続きサポートされます。
UIオートメーションスパイモード
UIAスパイモードを使用すると、他のネイティブのスパイモードオプションと同じ方法で対象アプリケーションの視覚要素を識別し、それらをアプリケーションモデルに追加できます。
UIオートメーションナビゲーター
UIオートメーションナビゲーターには、アプリケーションのUIモデルをトラバースするために使用できる多数のビューが用意されています。ナビゲーターには、対象アプリケーションの起動後に、アプリケーションモデラー内からアクセスできます。
オートメーションナビゲーター内で利用可能なビューは、「未加工」、「コントロール」、「コンテンツ」に分類されます。
検索単語をモデル上部のフィルターボックスに入力することでモデルをフィルタリングできます。Enterキーを押すか、しばらく入力を止めると、ツリーは名前または選択した属性にフィルターテキストが含まれる要素のみを含むようにフィルタリングされます。
未加工表示
アプリケーションのネイティブなプログラム構造に厳密に従っている自動化要素の完全なツリーのことです。最も詳細なビューになります。
コントロールビュー
Raw Viewのサブセットです。ユーザーに情報を表示したり、ユーザーがアクションを実行したりできるようにする要素が含まれています。リストビューのヘッダー、ツールバー、メニューなど、UIの論理構造に寄与する非対話型のUI要素を含めることもできます。使用される非インタラクティブ要素はコントロールビューには表示されません。
コンテンツ表示
コントロールビューのサブセットです。コンテンツビューにはキーボードフォーカスを受け取るUI要素やUI要素上のラベルではないテキストを含む、ユーザーインターフェース内の情報を伝達する要素が含まれています。
プロセスとオブジェクトをWebサービスとして公開する際のいくつかのオプションが、新たに追加されました。
- ユーザーインターフェース、および/forcedoclitencodingスイッチを使用したコマンドラインを介してWebサービスを公開する際に、ドキュメント/値定数エンコーディングを強制できるようになりました。これにより、すべてのアクション(初期化とクリーンアップを含む)が、指定したフォーマットを使用するように強制されます。この強制が選択されていない場合、初期化とクリーンアップのアクションはRPCエンコードを使用します。また、カスタムアクションのエンコードは、コレクションデータ型が入力パラメーターまたは出力パラメーターのいずれに定義されているかに基づいて決定されます。
- サービスのWSDL内に表示されるWebサービスアドレスの場所を、オーバーライドアドレスで任意に設定できるようになりました。このオプションは、ランタイムリソースの起動時に/wslocationprefixコマンドラインスイッチを使用して構成されます。場所が設定されていない場合、リソースは、システム設定の設定に従って、マシンの(短い)名前またはFQDNのいずれかによって引き続き処理されます。
- Webサービスとして公開されているプロセスまたはオブジェクトを呼び出すときに、シンプルなタイプの出力に空のXML名前空間(xmlns="")が含まれないようになりました。後方互換性のために、プロセスまたはオブジェクトをWebサービスとして公開する際に、Blue PrismがRPCエンコードを使用する必要があると判断すると、ユーザーはそのレガシー名前空間を使用するように指定できます。
バージョン6.1
Blue Prismは、業界トップのソフトウェア脆弱性スキャン組織であるVeracodeと契約を結び、アプリケーションの脆弱性分析に関して、業界標準の信頼できるサードパーティサプライヤーを利用し、定期的に製品の脆弱性分析を行っています。
Blue Prismバージョン6.5は、Vercode Level 5認定を受けており、OWASP Top 10評価に合格しています。v6シリーズ内の後続の各リリースは、該当するリリースノートに概説されているターゲットコンプライアンス認定を受けており、同じ基準に対して評価されています。
Blue Prismは、データセキュリティに関する最新のコードおよび規格への準拠を保証することに引き続き取り組んでいます。Veracodeのような独立した第三者機関を利用することによって、Blue Prismはセキュリティを強化しています。継続的なテストと検証、そして適切なツールとプロセスを確保することで、Blue Prismは安全で、データ漏洩のリスクを軽減し、さまざまな業界のコンプライアンス要件を満たすソフトウェアロボットを提供し続けます。
コンプライアンスハイライトサマリーレポートを入手するには、製品サポートにリクエストしてください。
Veracodeの脆弱性分析の詳細については、https://www.veracode.com/products/binary-static-analysis-sastを参照してください。
バージョン6.0
いくつかのサーフェスオートメーション技法が大幅に向上し、次のメリットを実現しました。
- 自動化設計時の複雑性低減
- 自動化構築に必要なスキルセットの削減
- 自動化実行時のパフォーマンスと耐障害性の向上
以下のとおり、可視化された製品の領域に基づいて、改善点をグループ化できます。
- 領域エディター - 領域の位置検索方法を定義するメカニズムが強化されました。今後は、以下が可能となります。
- 座標や画像の一致に基づいて領域を検出すべきかどうかを簡単に選択すること。画像一致位置方式は、ラベル、アイコン、ボタンなどの静的コンテンツを伴うフォーム要素とともに使用することを意図しています。コーディネート領域は、テキスト、チェックボックス、コンボボックスといった動的コンテンツを含む要素用です。
- 領域の検索範囲を選択すること。画像領域では、画面上、固定位置、またはほかの領域に相対する位置のあらゆる場所を検索できます。デフォルトでは、座標領域を検索するのは、固定位置を使用するためです。また、相対検索メソッドも使えます。
- 画像一致や固定位置を使うときは、定義済みの許容範囲内に画像がない状況を考慮に入れるために、位置周辺の検索エリアを定義できます。潜在的な検索エリアを広げると、検索検出の効率が落ちます。
- 相対配置を使うと、親項目の実際の場所に基づいて、領域のランタイム検索エリアが動的に調整されます。画像に基づく領域も座標に基づく領域も、相対要素として設定できます。
- 画像の領域のRGB色許容範囲を設定すること。これにより、画像のピクセルの色のRGB値の差異を許可します。
- 画像をグレースケールに変換すること。色だけに依存できない場合の画像領域の検索/特定に適しています。
- プロセス開発 - プロセス開発スタジオは、耐障害性プロセスの作成時に複雑さが軽減されるように改良されています。
- 続行する前に画像領域が存在しているかどうか確認するために、[待機]ステージで新しい存在確認条件を使えます。
- [移動]ステージ内では、アクション間にインターバルを設定できます。
- インターバルは、「Navigate(移動)」ステージ内の送信アクションとキーを押すアクションの個々のキーストローク間に設定できます。(グローバルキー送信、グローバルキー送信イベント、ウィンドウのキー操作、Altキーと組み合わせるウィンドウのキー操作)
メインフレームエミュレーターに汎用HLLAPIコネクターを使う場合、今後はこのエミュレーターを使用するよう構成されたAPIコードページを選択する必要があります。これにより、メインフレームエミュレーターとの対話に、2バイト文字セットを含むロケールなど、さまざまなロケールを使用するよう設定できるようになります。既存のプロセスのために後方互換を提供し、これがASCIIエンコード翻訳の初期値になります。
スパイコンテキストメニューにRTLオプションが導入され、テキストを右から左へ(RTL)表示するメインフレームエミュレーターとのインタラクションも拡張されました。有効化すると、スパイされた要素の場所を、ターゲットRTL表示に基づいて計算します。
新しいアナリティクス機能の提供により、従来のダッシュボード機能が拡張されます。指標の改善が可能になり、外部のアナリティクスに伝えるダッシュボードやセッション情報、複数の環境にわたって指標を監視または集計するためのモニタリング システムの設定機能を向上させることができます。これは、次の2つの新しいメカニズムを通して実現されます。
- 公開されたダッシュボード:外部のモニタリング/アナリティクスツール(Splunkなど)によって収集するために、アプリケーションサーバーイベントログ内で対応するメトリクスを取り込める、新しいタイプのダッシュボードです。新しいデザイン公開済みダッシュボード許可は、提供済みです。
- 外部ターゲットにセッションログ情報をフォーク。始めに、このメカニズムは、Splunk HTTPリスナーへのセッションログ情報プッシュをサポートします。
上記2つの機能を有効にするには、Blue Prismサーバーでの追加構成が必要です。Splunkのセッションログ統合を有効にする場合は、実行するロギングレベルを検討する必要があります。ロギングレベルが高いと、プロセスパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があるためです。
パブリッシュされたダッシュボードデータをSplunkで利用できるようにするには、次を設定する必要があります。
- 外部ロギング用に適切に構成されたBlue Prismサーバー。
- Splunkが取り込んだデータを含むタイルとともに作成された、1つ以上の公開されたダッシュボード。
- Splunkローカルイベントログコレクションに追加されたBlue Prism。
さらに、セッションログデータをSplunk内で利用できるよう手順にするには、次の手順を完了する必要があります。
- SplunkでHTTPイベントコレクターを構成し、トークン値を生成済みであること。このセットアッププロセスの完了方法の詳細は、http://dev.splunk.com/view/event-collector/SP-CAAAE6Mに掲載しています。
- トークン値を、適切な構成ファイルに追加します。
バージョン6はTesseract OCR V3.05.01と一緒にインストールされます。Tesseract OCRは、パターン マッチングと複雑な言語ベースのテキスト認識を利用し、画面上のテキストとのインタラクションに、固有の文字認識エンジンを使用することが適さない場合に利用できます。バージョン6より前のTesseract言語パックは、今回のリリースのサポート対象外です。バージョン6にアップグレードする場合は、新しい言語パックをインストールする必要があります。
言語パックは、https://github.com/tesseract-ocr/tesseract/wiki/Data-Filesからダウンロードできます。
バージョン6には、Microsoft AzureおよびAmazon AWSのクラウドデプロイメントパターンに対応する、リファレンスアーキテクチャがあります。Windows Communication Foundation(WCF)サーバーの通信方式を使用しないため、クラウドでのデプロイメントが容易になるとともに、スケーラビリティも向上します。負荷分散、NATなどの追加機能もフルサポートできます。各トピックの詳しい手引きについては、Blue Prismユーザーポータル上の関連クラウドリファレンスアーキテクチャ文書を参照してください。
いくつかの改良を行い、可視性向上と、ワークフォース管理の簡易化を実現しました。改良点は以下のとおりです。
- [セッション管理]ペインに、プロセスおよびリソースの多重選択フィルターが備えられました。また、有効化する条件で、[セッション管理]ペインに、[プロセス]ペインおよび[リソース]ペインでのユーザーの選択に基づく自動フィルターが設定されました。
- 警告状態に入る前に、所定のステージでプロセスが費やせる最大時間を設定できるようになりました。警告はシステム全体に設定し、ステージごとの上書き値を定義するオプションを備えています。
- プロセスで開始された最新のステージが(開始日時とともに)セッション管理内に明示されるようになりました。
- Control Room(コントロールルーム)から移動することで、選択したリソースセッションの表示がリセットされることがなくなりました。
- どのリソースが現在のリソースプールコントローラーであるかをはっきりと表示するようにしました。
- ワークフォース可用性タイルを、ログアウト済み、作業中、アイドル、不明、オフラインの数に関するデータなど、すべてのリソースの状態をより正確に反映するよう更新しました。
コントロールルームの[リソース]パネルに、各ランタイムリソースの詳細情報を収録しました。以下は、変更の例です。
- 新しいメカニズムで、ランタイムがアイドルか、実行中か、オフラインか、不明か、さらには各デバイス上で実行中のセッション数といったリソースの状態を表示します。これは、関連情報を積極的に定期提供するランタイムリソースに基づいて生成されます。
- 予測どおりにオフラインになるリソースは、今後は「見つかりません」と表示されます。最後の接続成功から経過した合計時間が、5分を上限として表示されます。
- リソースが[プライベート]に設定された場合、このリソースに割り当てられるユーザーアカウントが表示されます。
- コントロールルームから所定のランタイムリソースに直接(指示用)接続を確立できるかどうかを示す接続状態情報は、ペインの右側の列内にあります。
「例外」ステージを設定し、画面キャプチャを保存できるようになりました。本番環境で利用する場合、この機能は、リソース処理の問題をタイムリーかつセキュアな方法でトラブルシューティングし、解決するサポートを提供できます。
画面キャプチャは、取得すると例外の日時、リソース名、例外が発生したプロセスまたはオブジェクトの名前とともに保存されます。この機能を使う場合は、以下の各点も考慮する必要があります。
- 機能をシステム全体の設定を経由して有効/無効にする。
- スクリーンキャプチャーを閲覧できるのは、適切な許可を持つユーザーのみ。
- スクリーンキャプチャー機能が、デフォルトの暗号化方式が構成済みで、有効になっていることが必要。
- ランタイムリソースごとに最後の画面キャプチャのみが保存される。
Blue PrismがCyberArk Application Identity Manager固有のすべての特徴/機能を含むCyberArk統合の完全認証を取得している場合、顧客は、認証情報管理のためにCyberArk Application Identity Managerを選べます。
ネイティブ.NETフレームワーク4アプリケーションとして提供され、最新.NET DLLsの参照を望む一方で、さまざまな最新オペレーティングシステム上にアプリケーションをインストールするための互換性を維持している上級ユーザー向けにサポートを提供しています。
.NET 4.7をサポートしていないオペレーティングシステムは、Blue Prismでは使用できなくなりました。
Blue Prismサーバーを構成する際、およびWindows Communication Foundation(WCF)オプションを提供するために拡張されたBlue Prismサーバーを経由して接続するようBlue Prismクライアントを構成する際には、接続モードを利用できます。これにより、通信チャネルに適用される暗号化のコントロールが向上します。
バージョン6で選択できる接続モードオプションは、以下のとおりです。
- WCF:メッセージの暗号化とWindows認証を使用するSOAP
- WCF:トランスポートの暗号化とWindows認証を使用するSOAP
- WCF:トランスポートの暗号化を使用するSOAP
- WCF:安全でない
各種WCFモードが、微妙に異なる機能やサポートを提供します。下の表で主要機能を目視比較できます。
- 転送メカニズム:クライアントとサーバーエンドポイントを接続するために使用する転送メカニズムのタイプ。
- データ暗号化:モードが転送されたデータをネイティブに暗号化するかどうか。
- 信頼要求:クライアントとサーバーがコマンドADネットワーク インフラストラクチャ内に常駐する必要があるかどうか。
- SSOサポート:Blue Prismのシングル サインオンがサポートされているかどうか。
- 証明書要求:サーバー側の証明書をデプロイする必要があるかどうか。
モード |
転送メカニズム |
データ暗号化 |
信頼要求 |
SSOサポート |
証明書要求 |
---|---|---|---|---|---|
メッセージ暗号化付きSOAP&Windows認証 |
SOAP over HTTP |
はい |
はい |
はい |
いいえ |
転送の暗号化付きSOAP&Windows認証 |
SOAP over HTTPS |
はい |
はい |
はい |
はい |
転送の暗号化付きSOAP |
SOAP over HTTPS |
はい |
いいえ |
いいえ |
はい |
非セキュア |
SOAP over HTTP |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
WCFサーバー通信メソッドの追加に対応するために、Blue Prismサーバー構成インターフェースに、ユーザビリティと構成の容易さを向上させるいくつかの変更を行いました。サーバー構成画面に対する主な構成の一部を、以下にいくつか取り上げます。
- サーバーサービスをWCFエンドポイントとして構成する場合、サービスを開始するよう構成されているユーザーが適切なローカル管理許可を持っていない場合にアラートが表示されます。
- サーバーサービスを構成する際、有効なWindowsサービスが未構成の場合は、構成インターフェースを経由してユーザーにアラートが届きます。
- Windowsサービスがあらかじめサーバープロファイル用に設定されていない場合、ユーザーには、画面上の[サービス作成]ボタンを使うオプションが提供されます。
- 転送の暗号化付きWCF接続モードを使用する際には、Blue Prismサーバー サービスと関連付けるためにインストール済みサーバー証明書を選ぶためのインターフェースが提供されます。
バージョン6へのアップグレードが成功した後で、サーバー通信メソッドをWCFに変更することを強くおすすめします。このプロセスを完了するには、以下の手順をとる必要があります。
- デプロイメントアーキテクチャに合う適切なWCF通信メソッドを選択する。
- 転送の暗号化付きWCFメソッドを使う場合は、サーバーごとの必要なサーバー証明書を生成する。
- すべてのコンポーネントデバイスを停止する。
- 必要なサーバー構成の変更を行う。
- サーバーを起動する。
- すべてのコンポーネントの接続設定を更新する。