監査ログ

Blue Prismは、ユーザーのアクションを記録する厳密な監査機能を備えています。ユーザーが実行した重要な変更は、後で検査するためにすべてログファイルに記録されます。

記録されるアクションの例は次のとおりです。

  • Blue Prismにログインする
  • プロセスを実行する
  • プロセスを削除する
  • ユーザー許可を変更する
  • ユーザーの名前、または他のユーザー構成部分を変更する

プロセスに対する個々のリビジョンも記録され、これらの変更はプロセス履歴ツールを使用して経時的に追跡できます。

監査ログにアクセスして検索する

監査ログには、[システムマネージャー]の[監査 - 監査ログ]からアクセスできます。日付による検索機能では、過去7日間のログが返されます。また、特定の日付に記録されたログを特定の検索語でフィルタリングしたり、日付の昇順や降順でソートしたりすることもできます。使用される検索用語と日付範囲が、検索結果の上部に表示されるようになり、ユーザーは現在適用されているフィルターを識別できます。

一連の日付のログデータを表示するには、対象の日付をカレンダーからすべて選択して[検索]をクリックします。結果リストの監査ログをダブルクリックすると、監査ログビューアーが開きます。

監査ログビューアー

監査ログビューアーは、テーブル形式でログを表示します。テーブルには、各イベントの日時、関係するユーザー、アクション、その他のコメントを記録した複数の列があります。

命名の混乱を避ける

ユーザーまたはプロセスが監査レコード(テーブル内の行)に含まれる場合、その時点のユーザー名ではなく、現在のユーザー名が表示されます。たとえば、「John Smith」というユーザーがプロセスを削除し、その後「James Brown」に名前を変更した場合、アクションが行われた時点のユーザー名(すなわち「John Smith」)ではなく、現在の名前「James Brown」がテーブルに表示されます。

その後、新しいユーザーがシステムに追加され、その名前が偶然にも既存のユーザー「James Brown」の以前の名前「John Smith」と一致する場合は、さらに混乱が生じる可能性があります。

一見混乱しますが、この機能により、ログから読み取られた名前で対象のユーザー/プロセス/ランタイムリソースがただちに識別されるため、ログデータは大幅に簡素化されます。ログをさかのぼって、どのユーザーがどの時点でどの名前だったかを調べる必要がなくなります。これは、システムに多数のユーザー/プロセスがあり、そのシステムが何年間ものさかのぼる履歴を持っている場合、特に大きなメリットがあります。

ログをエクスポートする

Blue Prismの外部でログを使用する必要がある場合は、次のいずれかの形式でログをエクスポートできます。

  • CSVファイル(スプレッドシートでの使用に適しています)。

  • TXTファイル(ログビューアーで表示できます)。
  • HTMLファイル(Webブラウザーのマークアップに適しています)。

HTMLまたはCSVを選択した場合、ログの各行のデータは日時、メッセージ、コメント(該当する場合)の個別の列に分けられます。

監査ログビューアーからログをエクスポートするには、フォームの左上にあるファイルメニューから[すべてのログをエクスポート]を選択します。必要なステップを示すダイアログが表示されます。